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月曜日, 7月 09, 2012

▲公園の花壇で
07月08日(日)セザンヌの塗り残し


4時前、トイレとPOKARI。夢に会津弁のY君、電車で神戸新開地へ同行し、駅で精算。ポケットの雑物とコインを係員が仕分け、ガラス片やコインを分けてくれ支払い済ます。ポケットにいわくありそうな小物がぎっしり、変な夢だったなあ。
7時過ぎ起床。身支度するが今日は汗かかない。トマトオムレツで朝食。排便〇。快晴のよう、まずは公園へ。鉄棒手前にご無沙汰だった近在の名士MAさんが一人で。「ずいぶんご無沙汰でしたがお元気でしたか?」にジェスチャーで答える。家人の挨拶「今朝は2時間かけてJRまで歩いてきたのです」と元気いっぱい。伝い歩き始めたら傍に近づき「土踏まずを接地するようにしたら楽ですよ。また、手で柔らかいボールを時たま握る練習をされたらいいですよ」とありがたいアドバイス。やがて見知らぬ老人が家人に「ずっと見ていると以前よりペースが早くなりましたね。鉄棒を握る手も逞しくなった。頑張ってください。脳梗塞はリハビリで良くなりますよ」に事情説明。みなさんのエールありがたいが、ペースが乱れ2周でダウン!終わって花壇に連れてもらう、カエルの鳴き声聞いてホッと。帰路、目薬・カミソリの刃・経口補水液・電池などを買いにドラッグストアへ。
10時半、帰宅、DESKでCLIPPIMNG。昼食は茄子をトッピングにスパゲッティナポリタン。午睡3時前まで、覚めるとツバメの啼きながら飛び交う。そういえば今朝もエレベーターを降りた途端に虫を啄むセキレイが目についた。珈琲とワッフル。夕刻、シャワー前に便意、排便。昼のスパゲッティにニンニクが入っていたせいか?
洲之内 徹のこと
このところ就寝前の枕頭書は洲之内 徹(1913~1987年)の美術エッセイ「気まぐれ美術館」シリーズ。この6巻はどんな時も書架から消えなかったし、いままた安らかに眠れるので手放せない。あらためて付箋を貼り、意にならない手で書き写す箇所もある。左翼崩れで放埒だった洲之内は大原富枝の評伝『彼もまた神の愛でし子か―洲之内徹の生涯』に詳しいが、諜報活動に従事した中国から帰国、文学を志し芥川賞にもノミネートされるが田村泰次郎がやっていた現代画廊をまかされ転機に。小林秀雄が「ぼくはもう洲之内徹しか読まないよ」と白洲正子が書いているように、洲之内の文章は玄人ばかりに受けていた。美術批評なのではない。そんなものには小林も飽きていたし、自分が近代批評の開拓者でありながら、とっくに「批評」にうんざりしていた。洲之内徹はそういう批評事情にはいっさいおかまいなく、芸術新潮に勝手に文章を綴り続け、それが小林や白洲を悦ばせた。
昨夜読んだ『帰りたい風景』ではあとがきに代えて美術評論・土方定一が「この洲之内クンというのは文学青年でね、文章がうまいのよ、だから変なことをぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅと書いて、うまくよませてしまうのよ」と紹介するのを、うまいこと言うなあ、と66歳のとき書いている。
『セザンヌ塗り残し』の転記:
「こうしてコレクションらしいものが生まれたのは、どうしても手離したくものを手許に残していったが、そうして気が付いたのはそういう絵は、絵としていい絵だと思ったのか、それだけではない。いうなれば私はその絵を私の人生の一瞬と見たててその絵を持つことによってその時間を生きてみようとした。そういうことなのである。
セザンヌの画面の塗り残しはあれはいろいろと理屈をつけてむつかしく考えられている。けれどもほんとうはセザンヌがそこをどうしていいかわからなく塗らないまま残しておいたのではないか。セザンヌが凡庸だったらいい加減な辻褄を合わせて苦もなくそこを塗り潰してしまっただろう。凡庸な絵かきというものは批評家も同じだが辻褄を合わせることだけに気を取られ辻褄を合わせようとして嘘をつく。それをしなかった。というよりできなかったということがセザンヌの非凡の最小限の証明なんだ。
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07月07日(土)ヒッグス粒子讃歌?

0時、佐用町全世帯に避難準備勧告と聞き、ラジオ切る。3時半、豪雨と稲光、落雷の音止まず覚醒。被害が出ないことを念じながら小一時間ウトウト。Y紙のK記者と同行。北にあった大阪本社にTAXIで乗り付け、一面の写真差し替えを印刷現場でしている夢を見た。変な夢だったなあ?7時、離陸機で今朝も目覚め、身支度。朝食&排便〇。
自室掃除してもらいDESKへ。昨日のCLIPPINGの整理。
ヒッグス粒子発見?に各紙コラム競演(7月6日付各紙)
①NIKKEI春秋は研究に警視庁型とアマゾン型があると中谷宇吉郎説を枕に②河北新報は梅棹忠夫が恩師秋月康夫に「自分の数学はなんの役にも立たないが」ハニカミながら「人類の栄光のためにあるのだ」と。5千億円の巨費投じた加速器にふれ「神は老獪だが、意地悪ではない」とアインシュタインの言説を③新潟日報は「冷静と情熱のあいだ」という辻仁成さんと江國香織さんのベストセラー小説のタイトルのMIXを借用④伊勢新聞は「それ、混元すでに凝りて」と『古事記』の天地創造。「混元」とは「混沌とした宇宙万物の元気」とビッグバン以来を⑤北國新聞は「重力とはなにか」(幻冬社)と迫る⑥中国新聞はヒッグス粒子発見に半信半疑だった科学者・車いすの天才物理学者、英国のホーキング博士が「見つからない」に100ドル賭けていたエピソードを紹介**BBCでも4日ビデオ放送=Stephen Hawking on Higgs: 'Discovery has lost me $100'。そう聞けば万物に質量をもたらす「神の粒子」の仕組みがちんぷんかんぷんでも少しは気が楽になる、気休めを!⑦徳島新聞はサンテグジュペリの「星の王子さま」の「…心で見なくちゃ、物事はよく見えないってことさ。肝心なことは目に見えないんだよ」。大切なものは目に見えない、と⑧高知新聞はアルキメデスが原理を発見して裸で飛び出した「ユウレカ!」を⑨佐賀新聞は、湯川秀樹博士の少年時代のあだ名は「イワンちゃん」だったこと。無口で弁解を嫌い「言わん」ことで反抗心を表す子どもを祖母が理解してくれたとふれ⑩熊本日日は全長27㌔で山手線にほぼ等しいスイスのCERN円形加速器を⑪南日本新聞は星新一の「鍵」を挙げ、ある夜、男は道端で鍵を拾った。何の鍵だろう?手当たり次第、鍵穴に差し込んでみる。年老いるまで世界中を探し回るが見つからない。オシマイに鍵に合う錠前を作らせると現れたのは女神だったと、粋な掌編を。
UDON食べSIESTA3時まで。DESK周り整理。
MENU③カレイ煮付け・ジャヤーマンポテト*KIWI&BANANA**LAXラキソベロン12