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金曜日, 2月 25, 2011



▲比良の冠雪と守山の菜の花畑▼幻影


晴れときどき阿呆果! 極楽見える短編集

 玄侑宗久『四雁川流景』を前夜、読了。07年から10年に文学界に発表した人の死に絡む短編「Aデール・残り足・ホテイアオイ・地蔵小路・塔・スクナヒコナ・中州」をまとめたもので玄侑の死生感が伝わる。介護施設のボケ老人、義足の父親、僧の好意で葬儀を受け持つ前科者の息子など曰くつきの主人公は皆儚い。それぞれ結末は浄土行きと察する。読了後は身内の葬儀を終えて、人のいない部屋でぽつねんとして日差し浴びながらタバコを一服しているような感じがした。 (2月19日記)

晴れときどき阿呆果!知らなんだ

 「蚯蚓段段孰是真」という禅の公案がある。「キュウイン ダンダン イズレカ コレシン」と解読するらしい。要するに「二つに切られたミミズ」片方が本物か、はたまた残りがミミズなのか?問うている。蒟蒻の裏表を問うコンニャク問答に門外漢には聞こえてならない。ところで、「京都五山」仏教界のドン・AR臨済宗相国寺(しょうこくじ)派管長(78)が大阪国税局の税務調査を受け、自筆の書の揮毫(きごう)で得た所得を課税されるとは「知らなんだ」と、5年間で約2億円の申告漏れを指摘されて過少申告加算税など追徴税額は約1億円を修正申告したという。それにしてもTV映像のAR師の血色申し分ない!エエもんや人間も存分に喰ってると観た!作モ生(そもさん)!(2月17日記)