まや-NET

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金曜日, 7月 13, 2007


                              ▲絵はアンコールワットの昼下がり
7月11日(水)
 ・ 前夜の夢=M紙のSさんが自動車故障、Nさんが駆けつける。何故か、吹田のM君が来てくれ、帰途に書店に寄る。Iさん夫妻が来宅、という夢。
 7時起床、雨。○
 ベッドで新聞読む。絵の具を洗い各紙チェック。午前、制作。
 家人は友人と昼食会へ。本日、無事ブログ復活、取りあえず7月8~10日分。絵を入れたがブルーマウンテンが画像悪い。
 4時40分、雨を懸念公園へ。出だしは悪いが後半順調。いつものコース・事務所→花壇→中央森→西口で、さらに自宅まで頑張る。75点。
MENU①B&B・HAMポテトサラダ・YOHGURT・バナナ②タラコ・南瓜・ヒラメつくり・ご飯*みかさ③鯖焼き・タラバガニ・野菜炒め+李王
 ● M紙夕刊文化面=東大美学・渡辺裕教授「変えないこと」の効用見直しをー行き過ぎた『独創性』重視。モーツアルトのパリ交響曲が当時パリで人気のあった作曲家の書法をいろいろ取り入れ出来上がったことは有名だ。手紙には聴衆への受けを狙った箇所で拍手沸いてほっとした、とある。ごく自然に機能していたワンパターンやマンネリが否定的に捉えられる過程は18世紀の独創性の美学が台頭し、新奇性や個性の地位が高まった。カデンツァと言えば演奏家の即興的な表現と思いがちだが、同じような定型的な節回しが使われる。パクリのパッチワークで成り立つといってもよい。考えて見れば「無からの創造」と言う考え自体、観念の産物だ。独創的・新しいモノ評価する要素はどこの文化にもある。にもかかわらず、それが排他的な形で「ワンパターン」や「マンネリ」を抑圧してきたら、問題なのはそのタテマエ自体である。芸術だけではない。新しさや独創性ばかりに目をむけ、外れる要素を悪とみなすのは近代病だ。改革と二文字を見るだけで手放しで絶賛する心性もその症状の一つだ。過去の美点、慣習を忘れて悪いところだけ虫眼鏡で拡大視すると、変えれば変えるほど状況は悪くなる、と指摘している。
▲以下バックナンバー
7月1日(日)淡路島旅行・鳴門渦潮、画材SHOPPING
 7時過ぎ起床、雨ではない。同室のIさんはすで起きて身支度中。8時のバスで六甲登山の予定とかで帰路に。
 8時、1階の食堂に集まり味噌汁、魚・かまぼこ一切れ、生卵、海苔のみの6百円の朝食。9時、宿のマイクロバスで玉ねぎの乾燥小屋の続く道を福良へ。道路の両端には一斉清掃で住民の姿が多い。運転中の職員が鱧についてレクチャーしてくれる。
 梅雨の時期、太平洋側から瀬戸内に向かって北上し、沼島近辺の泥の海底で昼間眠り、夜間動く。漁師は鯵を餌に筒を順次仕掛け、次々上げていく。深夜3時に始め、一晩中作業が続く。仕掛けを順次上げていくのはほおって置くと鱧が死ぬからだと。ここ淡路では一般的な鱧すき。おいしい食べ方は割下の出汁にある。きっちり割下がつくれないときは「素麺のだし」が手っ取り速い。玉ねぎに新ジャガが合う。卵が上手かったの声に、浮き袋が珍味とも。港の朝市まで案内してくれたが、今日は開かれてなかったので港へ。魚市場のそばに見覚えのある寿司屋の看板、「一作」があった。
 9時半、港に到着、バスを下車。
 ● 鱧はウナギ目ハモ科ハモ属。日本には3種ハモ、スズハモ、ハシナガアナゴ。夜行性で捕食に適して大きく裂けた口は閉じられない。10年でメスは1メートル、オスは70センチのノミの夫婦。7~9月に瀬戸内回遊してきたものは産卵を済ませ外海に出て行く。タコ、イカ、エビ、カニが餌。東シナ海では大型トロール、関西では底びきか延縄。活け〆は湯引きに、野〆はピンクで照り焼き・フライに。ハモ皮にはEPA多く美肌に。ハモの落とし・牡丹ハモ(揚げ引き)、ハモきゅう(大阪酢の物)・照り焼き・茶巾(吸い物)・雑炊もある。ハメ・ハミ・ハム、蛇同様から命名されたか。梅雨を飲んで素だって夏が美味いとか、冬は産卵を終え油が乗って「金ハモ・松茸ハモ・名残ハモ」とも。
 観潮船のターミナルで地元のオジサン、まあここへかけナ。今日は渦潮を見るのは12時過ぎの干潮なので、11時半の船がええと御託宣。昼は一作という、まあ、寿司屋はここ一軒だそうだ。時間があるので港を見下ろしながらターミナルビル2階の喫茶でめいめいオーダー。イチゴクリームを注文したら、なんと既製品、プラ容器入り。
 10時50分、咸臨丸を模した観潮船に乗船。車椅子がもう一人いて、係員4人がかりで持ち上げて、まず乗船させてくれる。やっぱりこんな行為にはウルルとくる。出港、右前方に宿泊したことがあるロイヤルホテルが見える。大鳴門橋往復の1時間のクルーズ。
 干満が少ないがそれでも潮の流れが激しいのが見て取れる。ところどころ渦も巻いている。潮風が頬に快い。帰港後、Tさんが車椅子を押して海沿いの道を一作へ。「ここでは上にぎり2200円をたいてい注文する」とガイドブックに書いてある、とFさん。皆さんビールを傾け寿司を頬張る。堪能して今度はOさんが車椅子を押して港へ。1時50分のバスに乗車、3時18分に定刻到着。
 三ノ宮駅へ移動。家人が迎えに来てくれた。みんなと別れ、ユザワ屋へ。アクリルガッシュとワトソン紙を買って、阪急へ。駅員がガイドしてくれ無事乗車、武庫之荘へ帰る。駅からタクシーだがワンメーター、チケットで清算できた。ちょっと疲れたか。
 ③チキン、とこぶしのグリル・野菜サラダ
●アクリルガッシュ= ジョンブリアン・ベリルグリーン・イエローオーカー・アイボリーイエロー・パステルオリーブ・ホリズンブルー・グレイッシュベイジュ・スプリングブルー・パステルマリーン・ネイプルイエロー・パーマネントイエロー・大パーマネントイエロー・大ライラック・ワトソン紙185㌔中目、56×76、6枚(500円)

7月2日(月)半夏生
 8時起床、雨のち曇り。○
 疲労感。各紙チェック。
 「図書7月号」到着→竹西寛子巻頭エッセーをチェック。
 北野病院の院長に引き合わせてくれたTさんから近況メール確認。鍼治療の治験を受けているとのこと。2時~3時公園へ出るが、小指が痛む。事務所まで歩いて50点。
①キャベツベーコン炒め・B&B・バナナ②カレーライス玉子入り*みかさ③鯖焼き物・野菜天ぷら+MELON
 ●「図書7月号」―竹西寛子の巻頭エッセー「言葉を恃む」物言いや文章に立ち止まる。→中略→日本人だから国語は使えるという思い上がりは打ち砕かれた。どんなささやかな日常の物言いも言葉をなかだちにした自分と世界との関係を決める行為なのだと思い至った時は、恥ずかしいことに、生きてきた年月の三分の一はもう過ぎていた。世界との関係の決め方は人の生き方の程度そのもの。運用次第であの塊を溶かす、はるかなものへの道を拓いてくれる言葉の働きを恃んで、読み書きに慎みのある躓きを繰り返すこと。それが自分への願いである。

7月3日(火)娘夫婦たちとSHOPPING
 7時30分起床、曇り午後晴れ暑い。○
 Tさんに返信メールをする。2時、娘たち来てくれる。伊丹ミドリ電化でインクと写真用紙(5587円)を買って、ダイアモンドシティへ。
 3階喫茶フロアで、彼らの顔見知りにぱったり。アルカイックのアルバイトにきていた女性で、電動車椅子・酸素吸入器をつけている。娘とは同い年で自活しているとのこと。バーゲンを見に来たとか。喘息のうえ交通事故に2度遭ったと。名古屋まで一人で行ったことや、バリアフリー生活の経験を聞いて、たくましさを感じた。JRよりは阪急電車の方がフレンドリーとアドバイスしてくれた。
 5時帰宅後、パン屋へ寄って公園へ。足の調子がBETTER。事務所から西口へ歩く。60点復帰。
 自転車の母親が泣きながら走っている子どもをしごくのを目撃。アリが3匹、ひたすら歩く。
 油断禁物、夕食後、唾を飲み損ねて誤嚥!
① B&B・ベーコン炒め・温キャベツ・YOHGURT・バナナ②にゅうめん・野菜天ぷら・昆布入りおにぎり③チラシ寿司・肉たたき+MELON
● 久間辞任の報
7月4日(水)
 7時起床、雨。
 午前、整理など。家人はスイミング。
 4時50分~5時50分、雨をぬって公園へ。南口から引き返し噴水を周り自宅まで。60点。鳩とスズメにアテンドされる。
①B&B・ハム野菜・YOHGURT・バナナ②ミートスパゲッティ*お隣から到来の茶饅頭③マナガツオ煮・豆味噌和え・胡瓜若布サラダ・KIWI
●BS映画「Mr.BEEN」
● M紙の保阪正康のコメントがいい。宰相の歴史認識を問う。
●ジャパンタイムスIn a speech Saturday in Kashiwa, Chiba Prefecture, Kyuma, a Lower House member elected from the Nagasaki No. 2 district, said: "I understand the bombing (in Nagasaki) brought the war to its end. I think it was something that couldn't be helped."
●読売編集手帳=米国の原爆投下に触れ、「あれで戦争が終わったという頭の整理で、しょうがないと思う」と発言した責任を取り、防衛相を辞任した◆サッカーの日本代表監督イビチャ・オシム氏の言葉を思い出す。祖国・旧ユーゴスラビアで内戦を経験した。戦争から学んだこともあったでしょう? 氏は答えている。たとえあっても、あったとは言わない。「何かを学べた意義を認めてしまえば、戦争が必要なものになってしまう」と◆原爆投下も同じだろう。戦争を終結に導いた意義を被爆国の側で少しでも認めてしまえば、「必要なもの」として歴史に再登場するのを許すことにもなりかねない。「しょうがない」に潜む危険である
7月5日(木)
 6時起床、晴れ。○
 ベッドで新聞。6月分資料整理。家人は陶芸。
 正午に立ち上った途端、誤嚥。
 SAN JUAN風景手入れ。
 4時55分~5時50分、公園へ。事務所から池を周って西口近くまで。60点。
①B&B・ハム野菜・YOHGURT・バナナ②高野豆腐・卵焼き・カにかまぼこ・プリン*お隣から到来の茶饅頭③マナガツオ煮・豆味噌和え・胡瓜若布サラダ・KIWI
●夜、BS映画バッファロー(懐かしい風景だ)のTV局レポーターの神様とのコメディ「ブルース・オールマイティ」
● 長田弘「対話の時間」読む。コモンプレイス ブックについて・五感について→要MEMO

7月6日(金)
 7時10分起床、晴れ。○
 家人はスイミング。
 2時から3時、公園へ。事務所往復して団地入り口まで。60点。
 ドラッグへ寄りタバコ購入。制作続き、SIETA。Nさんから電話あり、メール。果実を送るとアドレス確認の電話。
①B&B・ゆで卵野菜・YOHGURT・バナナ②コロッケ入りカレー*お隣から到来の茶饅頭③カニ身サラダ・小芋イカ煮・レバニラ・KIWI
●COLOGNE, Germany ・In a city with the greatest Gothic cathedral in Germany and no fewer than a dozen Romanesque churches, adding a pair of slender fluted minarets would scarcely alter the skyline. Yet plans for a new mosque are rattling this ancient city to its foundations.
大聖堂があるケルンの危機とNYT(ニューヨークタイムス)ワールド面は伝える。
● Y紙編集手帳=谷川俊太郎さんに、「あわてなさんな」と題する詩がある。「花をあげようと父親は云(い)う/種子が欲しいんだと息子は呟(つぶや)く/翼をあげるわと母親は云う/空が要るんだと息子は目を伏せる…」◆子の幸せを願わぬ親はいない。花と翼を用意し、人生の空を彩り豊かに舞わせてやりたいと思う。願いはしても、かなうことではない。挫折や煩悶(はんもん)を種子にして、わが子がみずからの手で花を咲かせるのを傍らでじっと見守る。親にできるのはそれだけだろう
●JT(ジャパンタイムス)=沢木耕太郎クローズアップが面白かった。後段から抜書き―Who are your favorite overseas writers?I graduated from the economics department in college, but I liked Albert Camus so much that I wrote about his essays in my graduation paper. I think I was influenced by him as a writer. And I like the short stories of Raymond Carver.
What is your biggest ambition?Hmm . . . When I was a student, my school textbooks used to feature short stories by Ryunosuke Akutagawa or Osamu Dazai, and they were very thought-provoking. I would like to write a story like that, though not necessarily for children. I would like to study how to write a story like that in the next several years.

7月7日(土)
 7時10分起床、曇り。○
 午前、各紙チェック、サンファン続き。
 5時~6時、公園へ。踵接地すること多くBETTER、西口までほぼ一周で60点。
①B&B・ハム野菜・YOHGURT・バナナ②小芋、イカ・ハンバーグ・味噌汁③サバ河豚刺身・オクラ・茄子味噌和え・KIWI
●6日M紙夕刊近事片々=安倍さんが連発する「私の内閣」という言葉には、内閣が私有物のような語感が付きまとう。安倍内閣というれっきとした名称があるではないか。前内閣は「あの方の内閣」ではなく小泉内閣。憲法では「総理大臣は内閣を代表」し、私有しているわけでない。