まや-NET

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火曜日, 6月 30, 2009

6月28日(日)天龍寺あたり
■8時前起床、予報に反して快晴、暑い。身支度整え1Fのホテル和食堂でおかゆ定食。皆さんすでに食事中。大御所TAさん、URさんがトリに加わる。チェックアウト9時半過ぎ。TAXI2台に分乗、天龍寺まで。運転手さんが『車椅子だから山門よりずっと中まで入ってもらいましょう。ひょっとして500円かかるか知れませんけど』と親切な提案。
10時の一方通行制限ぎりぎり間近、庫裏下の案内所前に500円かからず無事到着。皆さんは庫裏から方丈や雲龍天井見学に、自分は案内所前で庫裏を出入りするマン・ウォッチングとしゃれ込む。ピーカンで暑そうな日なのに次々観光客が増えてくる。松越しに庫裏を仰ぐと天窓が見え雲ひとつない。いつ見てもシガラミが消えて天を突く庫裏と空の構図は見飽きない。庫裏内側に張られたの達磨が目に入る。
足利尊氏勧進。開山にあたって夢窓疎石は尊氏の弟・直義と図って元との交易船・天龍寺船一艘につきゼニ5千貫上納を博多商人・至本と契約することで財源捻出を考えたアイデアマン。方丈から広がる一大借景はソモサン(作麼生?WHY? HOW? WHAT?)!
 家族連れ、アベック、慰安旅行組み、中高年夫婦と間断なく続き、嵐山というロケーションのよさが人を呼ぶか。時折庫裏から寺僧が降りてくるが一応に恰幅がいい。栄養も財力も十分と見るが。傍で禅僧上がりと見た長身痩躯の白人(へンリ・ミトワ師だったかも)が若い白人を関係者に紹介している。いわくシアトルからユタから、カリフォルニアから。その脇をショートパンツ剥き出しのイタリア語の男女が水を飲みながら抜けていく。
 Oさんが見学を終えて降りてきてくれたとき、汗まみれの修行着の2人が庫裏前で先達に一礼して塔頭に消えていく。一瞬、ここが禅寺であったとほっとする。蓮が咲くのを見て西山艸堂のある妙智院わきから山門の石段を降りる、通りがかりの人が段差に手こずる車椅子に手を貸してくれる。
 駅に続く天竜寺道を北に、オルゴール博物館で昼食。レストラン入り口は7、8段もあるアプローチ階段で入場を拒むが、皆さんが4人がかりで車椅子ごとかき上げてくれる。王侯貴族が鎮座する輿のよう。篤い友情に気恥ずかしさも吹き飛んで、両手に翼が生えたような感覚。なんの衒いもなく同行してくれる友たちに感謝!!
 何とか入ってランチバイキングを。HAさんが記念撮影を試みるが、撮影不可と邪魔が入る。段差といい、入り口の立つ当惑顔の慇懃無礼な髭男といい、なんとなく権威主義紛々の感じ。場違いで、フレンドリーでないがバイキング料理はまあまあいける。といってっも皆さんにDISHESを運んでもらわなければならが、1800円でデザート付きはリーズナブル。仕事のあるURさんが中座。満腹して再度車椅子を抱えてもらい、退出。
 店前で阪急組みのSHさんSUさんと分かれカンカンデリの道をJR嵯峨嵐山駅へ。1時過ぎの京都行きに乗車、込んでいるぞ。京都駅でHAさんが播州赤穂行き新快速乗車までアテンドしてくれてお別れ。新大阪でTA御大が降車。2時、大阪駅でNAさんと別れ、いつもどおり最終行程の立花駅までOKさんに面倒見てもらう。2時半、駅からTAXIで帰宅。バッタンキュー!!
 夜、ひさしぶりに娘夫婦来て食事会。

6月27日(土)妙法寺あたり
■6時半起床、快晴、暑くなりそう。11時前、身支度整え立花駅へTAXIで送ってもらう。駅で切符を買っているといつもどおり笑顔のOKさんが出迎えに来てくれた。正午前、NAさんと大阪駅で合流。前回の和歌山クエ満喫旅行の写真を頂く。12時半、京都駅嵯峨野線ホーム近くで昼食。
 TAさんから電話が入る。今回は参加できないが今、UE画伯の個展会場にいると。画伯に交代してもらって久方ぶりのエール交換が出来た。高架になった嵯峨野線から円町や花園周辺を見下ろす。この近辺、「H毛糸」のPR誌や京都COOPの仕事で通いなれて懐かしい。
 1時過ぎ花園駅着。駅から車椅子を押してもらって妙法寺を目指す。15分で妙法寺総門に。暑い日差しだが団体客以外は参詣者がちらほらと、03年2月28日参詣以来だ(なんと記憶が戻り始めた。某塔頭で仏人基督教尼僧が出会った記憶が生々しい)。観光擦れしていない佇まいで好感。OKさんNAさんに花のある退蔵院参観を勧めてしばし門前で待機。仏殿、五色旗で覆われた法堂、高僧を乗せたTAXIがこっちの車椅子をよけながら石畳を通り過ぎる。
 ほどなくお二人が参観を終えたので方丈とつながった渡り廊下を抜けて大浴室などの見学者を尻目に総門へ。信徒会館でお茶にする。TAXIでホテルに向かう。運転手さんがこの時期、妙心寺塔頭・東林院の沙羅双樹の鑑賞会もいいが高い。やはり法金剛寺の蓮やアジサイ、桔梗が良いとお勧め。
 新丸太町通りを西進、3時過ぎホテル着。今回企画をして頂いたSUさんが下見を終えてすでにロビーで待機中。3人で広沢池を目指す。池畔、造園業の多い周辺を回って4時半帰着。ほどなくSIさん到着。URさんHAさん到着。6時半、トリの御大TAさん到着。
 支度して予約のファミレス・サトに。「しゃぶしゃぶ食べ放題」に挑む。鍋のツマにはURさんの林業拠点の山小屋・炭焼き小屋完成のレポートを聞く。父上と伊勢で1万5千㎡の自然豊かな山林環境復興を進めておられる話に興味津々。
 鹿や猪など害獣の話から転じて、HAさんのカラスを家族にした話題で盛り上がる。「カラスは知恵者」と毎日公園での付き合いから納得。10時半、ホテルに戻っても歓談は続く。URさん、夢実現への「達成感」について熱っぽく語る。ために企業のあり方として自己資本率重視はいかがかと思うという意見。ビンボー人として自己体力重視で軽やかな毎日を過ごす大切さに置き換える。異論も出て清談会は深更まで盛り上がる。0時半ベッドイン。