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水曜日, 4月 21, 2010





▲スケッチ上から、鞆の浦風景・二月堂裏参堂を行く修二会連行衆・京都巨椋池水路のサクラ

4月20日(火)ギリシャ移民の奮闘

 7時半起床。予報どおり雨。今日から3日間雨らしい。
 10時半、ケアマネMさん来宅。現状ヒアリング&5月分介護計画。
 雨でエクササイズできず。昼食後SIESTA3時前まで。 夕食までスケッチ着彩。
 夜BSでギリシャ系女優ニア・バルダスが自身の体験を下に書き主演した2002年の米映画MY BIG FAT GREEK WEDDING観る。トム・ハンクスらが制作サポート。ギリシャ移民の内情や奮闘振りがよく分かるコメディ。世の中の言葉はすべてギリシャが起源だとする意地っ張りの父親に好感を覚える。故国から呼び寄せた祖母のトルコ嫌いもよく飲み込める。子どもにKIMONOは?と訊かれ親父はFIMONO=衣類だと答えるシーンには笑ってしまった。
●夕刻<S社Mさんからメール。

4月19日(月)一庫公園へドライブ

 4時半に覚醒するも二度寝、7時半過ぎ起床。晴れたり曇ったり。
●朝の韓国KBSニュースはアイスランド火山噴火の灰が偏西風に乗って今日にもアジアに飛来すると伝えるが、日本のメディアからのニュースは今のところなし。欧州便など今日で空港閉鎖五日目、数万フライトがキャンセルというが。今夕からKIXローマ、NRTミラノ便のアリタリア再開らしい。
 10時前、BANKから郵便局へ連れてもらいS社のMさん に手紙発送。そのまま公園へ。1丁目の好々爺と南ゲートで今日も出会う。鉄棒&車椅子押し歩き15分+20分。広場で施設の若者たちが演技するのをビデオが撮影している。
 昼食後、SIESTAの途中で娘から連絡有、午後一庫ダムまでドライブの誘いあり。もちろんすぐ乗り、2時から新芽の綺麗な新緑を見に能勢路へ。3時過ぎ一庫ダム経由、整備された県立公園へ到着。見晴らしの良い広場で鶯を聞きながら珈琲ブレーク。4時、ネーチャーセンターでトイレを済ませ帰途へ。

4月18日(日)新藤監督よ!

●新藤監督よ、車椅子でかっこよく!
 98歳を迎えた映画監督、新藤兼人さんが昨夕、(4月17日7時のNHK)TVニュースに久しぶりに登場、新藤作品を特集している東京・池袋の映画館の催しに招かれて次回作発表と抱負を語る模様が放映された。新作タイトルは「1枚のハガキ」。戦死した兵士が残したハガキを戦友が家族に届ける姿を通して、戦争がもたらす家族の苦しみなどを自らの体験をもとに描く作品で、来月16日にクランクインし、今年10月ごろの完成を目指すという。
 数人のスタッフに介助されながら、「戦争によって家庭がめちゃめちゃになってしまうことを考えてもらいたい。車いすに乗って非常にかっこ悪く撮影することになると思うが、生きているかぎり、映画に関する仕事をしていきたい」と、新作への意欲を見せる監督の元気な姿を見たが、車椅子の表現に引っかかった。
 ご本人は謙虚に語ったと思われるが、三年前から車椅子暮らしに入った私にはショックだった。難病を患って、社会に車椅子姿を露出するまでずいぶん勇気が必要だったが、今では外出の機会は逃さないように「明るく」表に出て車椅子の存在をアピールすることに努めている。「裸の島」以来のファンとしては同監督が堂々と車椅子姿でメガフォンを取り、かっこ良く撮影する姿を待ち望んでいる。
 
 6時前起床。晴れ、温暖。
 10時前公園へ、晴れて公園には多数の家族連れ。噴水で1丁目の好々爺が腕立て伏せでストレッチしながらエールくれる。鉄棒&車椅子押し歩きは花壇西端まで15分+25分。緑が綺麗で弁当を作ってもらって、公園に引き返し1時半まで、家族連れのピクニックに混じってボケーッとベンチで過ごす。

4月17日(土)全欧で飛行停止

 6時前起床。カーテンの隙間から久しぶりに朝の光が。坪内稔典の「俳人漱石」を再読。
俳人漱石
カーテンを閉め切ってなかったので日の出時刻に覚醒。枕頭の坪内稔典の「俳人漱石」(岩波新書)を読む。朝っぱらからいやはや面白かった!英語教師になった漱石は子規の影響で松山と熊本で句作にふける。
漱石の創作原点が句作にあったと稔典は読み解き、漱石の二千五百あまりの俳句クロニクルを①俳人になるまで―子規と交友始まる②俳人・愚陀仏―松山赴任・子規は従軍記者に③二人句会―熊本転勤まで④ときめき・漱石―熊本赴任から英国留学まで⑤俳人から小説家へ―ロンドン時代、我輩は猫である・坊ちゃん発表から朝日新聞入社、と5期に分類。漱石の独白、子規の見解、稔典の解釈を会話風に挿入してダイアローグ、鼎談に仕立て「いかに句作」が漱石を作り上げたか、百を選句、解析する。
① 期の句では「寝て暮らす人もありけり夢
の世に」は中国伝説の黄帝が華胥(カショ)の国黒甜の郷の昼寝する快感に依拠する句で耳に心地よい。
厭世観横溢の「世を捨てゝ太古に似たり市の内」漱石らしい。
子規の病気見舞いの返信に添えた「弦(ツル)音にほたりと落(オツ)る椿かな」も秀。
④期の教職を辞め朝日入社時の「人に死し鶴に生まれて冴返る」が早春の寒戻りでキリリする。
草枕を想起する「木瓜(ボケ)咲くや漱石拙を守るべく」にも覚醒。
「山高し動(ヤヤ)ともすれば春曇る」今日この頃の天気にピッたし。時の文部大臣園遊会の欠席に添えた「時鳥(ホトトギス)厠半ばに出かねたり」は返書として使えるぞ。
⑤期では怪奇趣味「秋風や唐紅の喉仏」が絵金のような色を想起。
人間の生死も人間本位の立場を易(カ)えて自己が自然に成り済ました気分で観察したらただ至当の成り行きで喜び悲しむ理屈はゴウも存在しないと知人の手向けに「有る程の菊抛(ナ)げ入れよ棺の中」が秀逸。
それぞれを早朝にテークノートする!
●アイスランド火山噴火による灰の影響で全欧に飛行停止。火山灰は厄介だ、小さなガラス状の突起になっていて集積すると下水を詰まらせるし、シアトル近郊のセントヘレナ火山や雲仙噴火時にもコンピューターが止まったという! Air travel 'facing days of chaos'
 10時前公園へ、行きがけに近所の老翁が「こんなに寒いのに!」と。噴水前で時々出会う武庫之荘1丁目のオジイサンがエールをくれる。鉄棒&車椅子押し歩き15分+20分で南ゲートへ。
そのままグロッサリー買い物に連れてもらう。電器店、ベーカリーHIRO、スーパー・モンマルシェ。11時半帰宅。
 昼食後、婿殿さんがキッチンの天井ライトの電球を替えに来てくれた。終わって、眼鏡枠の調整をしにMIKI眼鏡武庫の郷店まで連れてもらい修正してもらう。帰宅してSIESTA。
●SATさんからカタログ受領のメール。

4月16日(金)北野病院が、

 6時前起床。冷えて雨が。
 10時前公園へ、雨模様。雨中、傘をかけてもらい鉄棒伝い歩き15分を終えて終わる。
 11時、訪問看護ナースOHさん来宅。36.2℃、血圧122-70、不整脈なし。
 夜のNHK 関西特集でナースのストレスで起きた事件の特集で、改善に取り組む北野病院と北九州産業病院とケースが紹介され、北野は新人にベテランが付くシャドウ・ワークの例で7階病棟が出ていた。

4月15日(木)冴え返る
 6時前起床。曇り、昨日より冷える、東北は雪だとか。季語で言う「冴え返り」か。
 昼食後、1時半に公園へ、鉄棒&車椅子押し歩き15分+20分で南ゲートへ。BLOG手入れ。昼食後3時までSIESTA。夕食までCLIPPING整理・スキャン作業。5時過ぎ、椅子からずり落ちた!が何とかセーフ!!
●Fさんが4日のアーバン仙人花見会のとき乗せてもらったプリウスに表示した身障者マークを失念していたのを送り返してもらう。
●F&SUTさんにメールでお礼を。

4月14日(水)ひょっとして?ブツブツ

 6時前起床。曇りのち晴れの予報、温暖さから冷たさに変わる。
 10時前公園へ、すっかり花が散り、人影まばら。鉄棒&車椅子押し歩き15分+25分で花壇中央に。八重桜が咲きだした。今日から大阪造幣局の通り抜けだ。
 帰宅して車椅子室内用に乗り換え時に失敗、頭ゴツン!!と強打。昼食後3時までSIESTA。夕刻までスケッチ着彩。
●朝刊地方面に、交通事故で一緒に瀕死の重傷を負った親友・ニックネーム「ブツブツ」くんの業績と思しき記事が。ひょっとしてK大学から転進した彼か?
呼吸酵素:働き解明 新抗生物質に道--県立大大学院・Y教授ら 
 生物が呼吸をしてエネルギーをつくる際に最も重要な役割を果たしているシトクロム酸化酵素(呼吸酵素)の働きを、県立大大学院のY教授のグループが解明した。12日付の米科学アカデミー紀要で発表した。人間と病原菌などの細菌では呼吸酵素の働きが異なることが確認できたため、細菌の呼吸酵素のみ働きを失わせる化合物が発見できれば、将来的には新たな抗生物質の開発などにも道が開けるという。
 呼吸酵素は細胞内のミトコンドリアにあり、食物から得られた水素と酸素を結びつけエネルギーを取り出している。水素と酸素の化学反応では通常、がんや老化の一因ともされる過酸化水素などの有毒な「活性酸素種」が生成されるが、呼吸酵素の働きでは生成されないため、この仕組みなどの究明が焦点となっていた。M紙〔神戸版〕4月13日 

4月13日(火)井上ひさし訃報コラム

 7時前起床。夜来の雨上がり、曇り。
 昨日は朝刊休刊で今朝の4紙コラムは揃って井上ひさし追悼。
Y紙:「人間の愚かさが誰かに注意されて改まるならば、悲しみや怒りではなく、笑いによって注意を下されるべきではないだろうか」と井上の言を。
N紙:黒澤明監督の「素晴らしき日曜日」を。極めつきのシーンは文無しになった男が寒風吹きすさぶ無人の野外音楽堂に立ち、女ひとりを聴衆に透明人間の楽団を率いて「未完成」を指揮する――。見えなくても確かにある希望に、井上さんは「素晴らしき人生」を見た。
A紙:脚本を書くうち、日本語を問題にすることになったと話し「日本語は主語を隠し、責任を曖昧(あいまい)にするのに都合が良い。その曖昧に紛れて多くの人が戦争責任から遁走(とんそう)した」と。
M紙:9年前、井上さんは朝日賞受賞のあいさつで米詩人の詩を引いて語った。「悩みごとや悲しみは最初からあるが、喜びはだれかが作らねばならないという詩です。この喜びのパン種である笑いを作り出すのが私の務めです」。この時、江戸の戯作者が書いた笑いと出合った若き日々が胸をよぎりはしなかったかと。
 今日はBOBがベトナムから帰国の日、そろそろメールが来るか?
 10時前公園へ、サクラが散って見事なカーペット、車椅子のホイールにまとわり付く。屋台が撤収を始めた。鉄棒&車椅子押し歩き15分+25分。交通安全教室でコースが詰まって、内周一周できた!
 帰宅してFさんのBLOGに、Oさん体調不良で先週末の六甲登山不参加とある。さっそくお見舞いのメールを。
●父方の縁者、越谷市のI子さんから来信。故Aさんの一周忌を5月15日、ゆかりの甲子園・聖天寺で予定していると。
●アーバン仙人花見会に参加できなかった彫刻家SUTさんからカタログの礼メール。

4月12日(月)天候不順・雨

 昨夕から雨、二度寝。8時前起床。予報では雨が激しく外出は無理!!
●INさんからカタログ礼メール。 私のユーモアと話し声が聴こえてきますと、嬉しい。 
●T・N子さんからカタログのお礼メール。
 午後、SIESTAをせず、BS映画「大いなる遺産」ついつい観てしまう。

 夕食まで又兵衛サクラスケッチ。