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土曜日, 12月 15, 2012


12月14日(金)47士以外のサムライは?

5時、タバコを吸いながら灰皿がないのに気づき探す夢で覚醒。トイレへ、早いのでまたBED。7時半、起床。身支度して朝食。トイレ◎。
愚息から電話定期便。家人は週はじめから家中大掃除にかかっている。今朝は私の部屋の番、TVで待機。
10時半掃除終わり、暖かいので公園EXに。認知症のN夫人が珍しく「オハヨウゴザイマス」と、通り過ぎるので吃驚。バイアスのかかった態度は気を付けないと!水路に浸かってシルバー財団のオジサン2人が落ち葉の清掃、大変やなア!公園スズメのベンチ、今朝はNさんだけ。挨拶して鉄棒へ。2周+一服+3周目終えて帰宅。
11時前、CLIPPING。 
今日は赤穂の義士祭、ちなんだ話題に近着「考える人」編集長・河野通和のMM『頭の中の「煤払い」』が面白い!以下抜書き:『年末ともなると、以前は決まって第九と「忠臣蔵」の特番ドラマをやっていましたが、最近はどうか……と。310年前を振り返る。
「落語って何だ?」と聞かれると、「人間の業の肯定である」と答えたのが、1年前に亡くなった立川談志さん(11年11月21日没)。〈人間というものは、眠くなると寝ちゃうし、遊びたくなりゃ仕事を放り出すし、いくら“勉強しろ”と言われたって嫌(や)なもんは嫌だし。貧しい中でも奮励努力して立身出世して偉くなりました、という「業の克服」を描くのが講談で、逆に落語は“業を克服しろ”などと言わない。そのまま認めちゃう、肯定しちゃう。“人間てなあ、その程度のもんだよ”と〉(『談志人生全集 第2巻 絶好調』講談社)と、人間の弱さを頭に冠して。
〈忠臣蔵は四十七士が敵討ちに行って、主君の無念を晴らす物語だよな。普通は四十七士がどんな苦労をしたか、それに耐え志を忘れずに努力した結果、仇を討ったという美談で、当然四十七士が主人公だ。スポットライトを浴びるわけだ。でもね赤穂藩には家来が三百人近くいたんだ。総数の中から四十七人しか敵討ちに行かなかった。残りの二百五十三人は逃げちゃったんだ。……逃げちゃった奴等はどんなに悪く云われたか考えてごらん。理由の如何を問わずつらい思いをしたはずだ。落語はね、この逃げちゃった奴等が主人公なんだ〉と、落語の真髄を語る。異議ナシ!!弱い人間が世の中大半。このMMには吉良側が3倍もの人間がいたのにやられてしまう謎も解明して面白い。冒頭の年末恒例煤払いにも迫るが、興味のある人は新潮社の考える人のMM読者になれば。
ガラリ変わって強いオジイサンを!
BBCがこの選挙で埼玉12区から立候補した94歳の川島良吉氏にインタビュー。M紙もロイター電として後追い『選管に本気ですか?と云われ、葬式代を切り崩し供託金にして、反原発、中国での戦争体験で中国と仲良くやりたいと訴える』と伝えている。
Japan’s oldest political candidate hits the campaign trail
昼、皿UDONを食べ昼寝2時半まで。起きて珈琲と菓子パン。
入浴まで賀状の制作、PRINT OUT。INK交換がうまくいかない。
夕食後、討ち入りの日だからBS映画市川昆『忠臣蔵47人の刺客』観るが、途中で誤嚥!安静。就寝前にも便意でトイレへ。

12月13日(木)清水はん、漢字止めなはれ

4時過ぎ覚醒、トイレへ。クシャミ連発、朝刊の音でまたあれこれ想ううちウトウト。阪急神戸線に元S紙記者の故NAKさんと同乗。地下鉄で別れ、チケットを改札機に入れたらピンポーンと故障?若い駅員が調べるが異常なし。駅員に「スイマセン」ぐらい云ったらどうだと抗議。反応がなく無視されて怒り心頭。駅長も出てくるが、埒が行かない。『時間泥棒っ!』とやり返すが、構音障碍のせいか声にならない!!ところで、離陸機の音。
7時半だ、あわてて起床身支度。朝食、トイレ◎済ませEX:の準備。南の工場から上がる煙、今朝は真っ直ぐ温暖そう。
10時前、公園へ。水路にカルガモの群れ、常連スズメさんたちのベンチに挨拶して鉄棒へ。今朝も頚椎損傷オジサンいてエール。2周のあと、PTさんの忠告どおり一息いれて3周終える。顔なじみのオジサンたちの遭遇、挨拶して帰宅。
10時半、DESKでCLIPPING。TVは昨日決まった漢字検定協会の今年の字『金』の放列。清水寺も17年間も揮毫で「お賽銭」稼いでメディアに媚びてきたもんだ。貫主(かんす)がしたり顔で『金』についてお説教なんてオゾマシイ!
東奥日報が弘前大学が研究支援員制度を導入で旧知の物理学者・米沢富美子(ふみこ)さんの著書「二人で紡いだ物語」を紹介している。
皿UDON食べ昼寝3時までたっぷり。珈琲とドラ焼きで夕刻まで抽象画を着彩。

12月12日(水)南米のユース・オケ

2時半トイレ、5時覚醒したがまたウトウト。東広島に行った夢を見る。ホテルから温泉郷に河川敷をドライブで行く。水煙を立てて走行してるシーンが、次の景では畑で種を蒔いているシーンに。7時、靴音で再び目覚め、身支度。朝食、トイレ済ませて訪問リハビリにそなえる。
9時半、PTのM先生が来宅。検温35・5℃、血圧147-98、酸素98%。先生がニュース速報で尼崎事件のスミダ某が死んだという。NETY紙、二人で見る。留置場内で自殺とあった。早速、脚と足のストレッチから始めてもらう。キックの反復、足指の運動、腰骨から首と腹筋運動。装具と重錘装着して先週から始まった立位の練習。膝で重心バランスを取り『一人で立つ』練習反復。どうにか膝を曲げながら立位が保てるようになった!!一息つき「好きな画家は誰か?」と質問され、ピカソと答えたが。次回は19日。
一仕事終わってCLIPPING。
N紙春秋に『独裁者と伝えられるベネズエラのチャべス大統領が貧困対策にバイオリンやトランペットなど、全てのオーケストラ楽器を子供たちに無料で配り、仲間と音を合わせる練習を積む。全国286カ所の教室に35万人が通っていると紹介。カラカス青年オケが、外交樹立75周年を記念して来年秋に来日する』と。シモン・ボリバール・ユース交響楽団は南米屈指のオケだ!毎日、クラシックのItuneを聴くと同オケの演奏が流れてくる。活動ぶりは早くから欧米に伝わり、ベルリン・フィル首席指揮者や楽員の耳に入り、メンバーが無料指導したり、クラウディオ・アバドやサイモン・ラトルといった歴代首席指揮者が実際に客演で指揮もするほど。オーケストラのメンバーと同様の教育を受けた新進気鋭の指揮者グスターボ・ドゥダメルが、1999年に17歳で音楽監督に就任。バンベルク交響楽団の国際指揮者コンクールに優勝もし、近年ヨーロッパの各種コンサート(2007年BBCプロムス、2008年ザルツブルク音楽祭など)に招かれ、大きな話題となっている。
皿UDONで昼、3時まで午睡。菓子パンと珈琲。
入浴まで神護寺経の経秩の蝶を写す。夕食後、FIFAクラブ杯伯剌西爾コリンチャスVS埃及アルアハリ準決勝戦、堅守のコリンチャス1:0で辛勝観て寝る。寝ながら饗庭孝男の「芭蕉」チェック。46歳の句『蛤のふたつに別れ行く秋ぞ』を確認。

12月11日(火)志ん生に会えると春の黄泉の道

5時半覚醒、トイレへ行きウトウト。夢も見ず気がつけば8時!あわてて着替え、半時間以上かけて身支度。朝食(BOILEDEGGキャベツ・トマト)。ベランダ越しに素朴画家シモーヌ・ボンボワ描くような綿雲がポッカリ3つ。AKIから電話、今日は休暇で歯科治療の帰途寄るからと一報。トイレ◎済ませてEXスタンバイ。10時前、公園へ。太ったセキレイが飛んで先導、水路でカルガモの群れが啄ばみ中。公園スズメ常連ベンチに挨拶「今日は暖かくていいね」と声かかる。鉄棒で頚椎損傷オジサン「ご主人、今日はがんばりやっ」とエール。伝い歩き2周終え一服。北の空に巡航高度の飛行機が西へ2機。ゆっくり飛行雲を曳いてゆく。
10時半過ぎ帰宅。CLIPPING。各紙、小沢昭一を惜しむコラム。辞世句に「志ん生に会えると春の黄泉の道」は数紙が、「夕刊をかぶり小走り初時雨(しぐれ)」は天声人語。俳句王国の愛媛新聞地軸で「寒風へ頭を槍にして進む」を挙げ、97年の本紙連載「五七五を語る・私の『句帳』」で、俳句の魅力を「完璧に伝わらないから、いい。心の中の大切な思いが、そうやすやすと伝わっちゃ、哀しいし、損」と語った小沢を。
MAKITAROはBLOGで世界は「安倍首相」が前提でと題し、世界は、すでに「安倍出戻り首相」を前提に戦略を立てている。ウォール・ストリート・ジャーナルは日本版論評を紹介。『01年、型破りな小泉純一郎元首相は政府債務削減と特殊法人の民営化を目的とした一連の改革を断行した。小泉元首相はロックスターのような人気を博し、歴代3位となる5年以上の長期政権を築いた。04年には主要先進7カ国のあいだでも最高の経済成長率27%を実現した。06年、安倍氏は小泉元首相の後を引き継いだが、その改革主義政策をうまく利用することができなかった。これにより古い自民党と伝統的な政治体制は終わりを迎え、日本が2つ目の「失われた10年」に入ることが確実になった。最初の任期がぱっとしなかっただけに、安倍氏の2期目に期待するのは難しい。それでも安倍氏が有権者の信頼を取り戻し、切実に求められている成長をもたらしたいというのなら、改革を受け入れ、日本のアニマルスピリッツ(経済活動における「血気」=ケインズの言葉)を復活させるしかないだろう。要するに…… アメリカのメディアは「安倍内閣」に小泉路線を忠実に継承しろ! というのだ。TPPを進めろ!小泉・竹中路線の復活を望んいる。世界が注目しているのは、財務大臣、日銀総裁人事。早くも、麻生太郎副総理兼財務相、竹中日銀総裁という説が出ているが……』ヘェーッ?!?
皿UDONで昼、午睡3時まで。珈琲とHIROのアンパン食べて賀状の原画描くが、絵の具のキャップが閉まらないし、床に落ちるが、頑張って続ける。夕食後、BSでソチのスキージャンプ観るも早々にBEDへ。

12月10日(月)ホームドクターに受診

3時トイレ。夢は忘失、7時前覚醒。今日はホームドクターの月一回定期診察日。大仕事の日で、外出用ズボン履いて身支度。朝食、トイレ◎。Wクリニック受診予約入れてもらう。17番で11時過ぎの予定。愚息から電話定期便。
新聞休刊日だが、しばらく外国紙など検索。
日刊紙休刊日反対のMAKITAROがBLOGで小泉・竹中路線を賞賛する橋下さんの狙いと題する物言い!『安倍政権誕生が前提になっているような雰囲気?柔軟にしてスピーディーな「維新の橋下さん」は得意のツイッターで、選挙後の「自民党との連携」を予感させる“呼びかけ”を明らかにしている。小泉竹中改革路線をさらに強力に進めセーフティーネットはしっかりと整え、それに加え石原代表の国家観、大局観。空理空論の安全保障論はもう要らない。現実を直視したリアリズム。小泉竹中改革路線に石原代表の国家観、大局観、安全保障論。これが日本維新の会。(12/12/08 22:25)かなり不安定な気分が、支離滅裂の文章になっているが、邪推すれば、小泉政権の幹事長だった安倍が、小泉竹中路線を選べば「我々も維新と連帯する用意」と呼びかけるように見える。自民・維新連合で、安倍首相、石原副首相、竹中・日銀総裁……でも、考えているのか?』と指摘。ツィッターで選挙発言続ける自身が「逮捕されるかも、そのときは皆さん助けてください」と街宣車で叫んだとY紙は伝える。支離滅裂さが相変わらずコドモ的だナッ!!
11時、相互TAXI予約して出発。11時半、Xマスツリーと正月の門松のWクリニック到着、待機。12時前、診察室へ入り、エコー検査。ラッキーにも残尿は40cc。訪問リハビリで動きが気分的に楽なったことを伝える。「残尿も大丈夫だ、このままリハビリに目標を持って順調を維持するように」促されて35日分の薬を処方してもらい、受診終了。12時半薬局へ移動、薬剤師さんOS1(経口補水液)常用しているのを覚えてくれて、状態が悪いときのためのアダプターをわざわざ取り置きしてくれていた。こんなこうい感謝!TAXI呼んで1時前帰宅。降車して陽は照っているが風が冷たいのが身にしみる。皿UDON食べて昼寝3時まで。起きて珈琲と焼き芋。
小沢昭一の訃報、83歳。花の中年組ノサカとともに絶好調だった。正体不明かつ国籍不明人物に扮すればサイコーだったよ。40数年前、Mさんと『門付け芸』実演を豊中市民会館で観に行って感動したな。夕方、カーラジオから漏れる『小沢昭一的ココロ』はつい今しがたまで聴いていた気がする!前立腺ガンが転移したという、瞑目、合掌だ。俳号:変哲『アスファルトまで来て戻る蜥蜴かな」と『散りぎわの花』(文春刊)で『自分の心の裏を、稼業上のヒミツを、チラリズムしたつもり、、』だと書いていた。アスファルトの反対側は『地べた』だろう。「(この続きは)明日(あした)の心だあ!」はもう聞けない
入浴夕食後、BS7でスペイン市民戦争の西班牙映画観る。

12月09日(日)大台なんて云わないで!

4時半トイレへ、前夜の予報どおり冷たい。アジアへ旅し、かの地の青年に将来の相談を受け、アドレスを訊かれる夢の途中で覚醒。早いので離陸機の音までBEDで待ち7時半起床身支度。朝食、トイレ(◎下痢解消)の後、ETV日曜美術館『松本俊介』観てDESKへ。
CLIPPINGで東京新聞社説に注目。昼は例によって皿UDONを遅めに食べ午睡。3時前起き、珈琲と焼き芋で賀状を。
彫刻家Sさんからメールあり、即返信して曰く『60歳大台なんてまだまだ。これから創作に励むべし』    
夕食後、FIFAクラブ杯S広島vsアルアハリEgypt観る。雪の中の名古屋トヨタST。2:1で広島惜敗。電動でヒゲ剃る。

12月08日(土)開戦・レノン記念日

3時過ぎトイレ、飲みすぎてTAさん宅で一泊した夢。なぜか娘が傍らにいて起きざまTA夫人がかいがいしく面倒見てくれる?6時覚醒したが、今度気がついたら7時半。あわてて起床身支度、朝食、トイレ◎。曇天で寒そうだが時折陽が差す。
10時前、公園へEXに。団地の大きなフウの木、葉を落とし枝先に毬が目立つ。その隙間に白い離陸機が上昇していく。鉄棒で屈伸10回済ませ2周、一服。頚椎損傷オジサン来てエール。3周終えて帰路に。池でセキレイ見て安心。
11時前帰宅、DESKでCLIPPING。年末、あっという間の71回目開戦記念日。
各紙コラムが競演。N紙春秋は山岳遭難事故にたとえ、引き返さず突き進む怖さ。A紙天声人語は昭和16年標語「新体制で国を強く明るく」が「云うな不平。漏らすな秘密」へ、さらに「国が第一、私は第二」「聖戦へ、民一億の体当たり」で開戦へ行くスローガンを。極め付きは開戦翌年の「国民決意の標語募集」入選作「欲しがりません勝つまでは」が大政翼賛会と朝日、毎日、読売の各紙の主催事業だったと、自省?イシハラだって未だ12歳だったとも紹介。M紙余禄は近衛文麿の後継首相に東条英機を指名したのは内大臣の木戸幸一だったことをいう。彼は戦後30年を経て「どう考えても僕にはあれしかなかった」「東条推薦は失敗だというのは結果論だ」と語ったと開陳。「結果論」といわれても、300万の国民とそれを上回る他国民の生命を奪う「結果」に。我が長兄も300万分の一だ!勝田龍夫著「重臣たちの昭和史」によると、木戸自身は当時「もう選択の余地がなくなっちゃったんだ。政治家はみんなどこかに隠れてしまって」「東条は生真面目だ。政治家でもないんですよ、あの人は、軍人ですよ」「おそらく他の大臣を持って来ても戦争は始まったでしょう」「戦争すれば負けると思ったんだ、僕は」と回想したという。ムムムッ!!
東京・筆洗(=中日春秋)は落語『夢金』を枕に、憲法を変えるという党もあるが、違憲状態の国会を自らただす気がなくて、何が改憲か。笑えぬ滑稽噺だと切り捨てる。東奥日報紙はジョン・レノンが凶弾に倒れた日が、偶然一致。イマジンの世界を提唱。そしてジョンは「自己満足の言辞は口にしなかった」と。神奈川・照明灯は1937年、事変という名の全面戦争を中国と始めた時の陸相・杉山元(はじめ)は「1カ月くらいで片付く」と豪語を皮切りに、止めを「心配なのは、次第に過去の歴史が忘れられていくのではないかということです。過去の歴史的事実を十分に知って未来に備えることが大切と思います」と、09年に即位20年を迎えられた天皇陛下の真摯な訴えを紹介。オオミココロを知れ!
皿UDONで昼食後、誤嚥!で七転八倒!!BEDで安静するも不調。
珈琲と菓子パン。夕刻、下痢。
入浴まで賀状考案。夕食後、BSでシルクロードをトラックで行くツアーのレポ観る。就寝時、速水智也子詩集「かざし」読了。

12月07日(金)華胥*カショの国に遊ぶ

2時半トイレ。なんだか冷えるが、夢亡失して6時ごろ覚醒、7時過ぎ起床身支度。
朝食(BACONEGG)トイレ◎。
9時半DESKに。昨夜読んだ坪内ネンテン「俳人漱石」の昼寝ダイ好きの漱石の句『寐て暮らす人もありけり夢の世に』(明治23年=1890)について考察。
前年から子規と交友始まった漱石は喀血した子規を見舞い、5月から「漱石」と号した。翌年この句をつくり、9月には帝国大学文科大学英文学科入学。子規は哲学科入学し、翌年、国文科へ転課している。
7月20日の子規あて手紙で漱石は昼寝を自慢して「午眠の利益今知るとは愚かゝ小生など朝一度昼過一度、二十四時間中都合三度の睡眠也。昼寐して夢に美人に邂逅したる時の興味などは言語につくされたものにあらず。昼寐もこの境に達せざればその極点に到らず。」と惰眠を促す。漢詩文の得意な漱石は「華胥(かしょ)の国黒甜(こくてん)の郷」を想ったろう。華胥の国は古代中国の王、黄帝が昼寝で遊んだ平和の郷、「黒甜の郷」も昼寝の夢の世界という。昼寝で遊んだのは中国的な夢の世界、桃源郷だったろうか。
毎日、昼寝の惰眠に耽る我が暮らしを肯定するために、ケンコー法師の徒然草39段にも『或人、法然上人に、「念仏の時、睡にをかされて、行を怠り侍る事、いかゞして、この障りを止め侍らん」と申しければ、「目の醒めたらんほど、念仏し給へ」と答へられたりける、いと尊かりけり』とある!!
また、「往生(*現世での命が終わり、極楽浄土で永遠の生命を得ること)は、一定(*確実の意)と思へば一定、不定(*一定の反意語。不確実の意)と思へば不定なり」と言はれけり。これも尊し。また、「疑ひながらも、念仏すれば、往生す」とも言はれけり。これもまた尊し。
A紙の「世界で最も美しい本2012」へ寄り道、検索。装丁やレイアウト、デザインの美しさを競って選ばれた12年度分が印刷博物館(東京都文京区)来年2月24日(日)まで展示。展示本は手にとって鑑賞することができる。「世界で最も美しい本」コンテストは3月にドイツ・ライプツィヒで開かれ、今年は31カ国540点の出品。最高賞の「金の活字賞」には、デンマークの『レジデンス』が選ばれた。写真家JHエングストロームの写真集で三連画の写真が観音開きを使い規則的に並ぶ。
11時、訪問看護ナースOさん来宅。検温36・5℃、血圧126-78。特に変化なし、PTさんによるリハビリ順調を伝える。勘三郎の話から入院中のOさんの病状を訊く。
BLOGもUPしてお昼、皿UDON。3時まで午睡。起きて珈琲とカステラ。
NYTのトラベル面にオモロい企画。旅行で家へ何を持ち帰ったか?もちろんガラクタ趣味もあり!写真がアップで、こんな企画大好き、また寄り道、引き込まれるネ!!
What I Brought Home The souvenirs we collect while traveling serve many functions. 毛沢東のライター・通貨・小石・東独製トラバントのミニカー・ヨーグルトの栓・マトリョーシカ・ゴミ箱にあった椅子の部品・サモワール・ハート型の小石・先祖を訪ねてハンガリーへ行き見つけた鍛冶屋の鏨・トルコのはぎれ・鉛筆・タイの布製ブレスレット・フェリックスの人形・インドの大型象の置物・ジャンクショップで12$で買った骨董掛け時計・タイの王冠・各地のイヤリング・ノッチングヒルで見つけた100年前の魚ナイフ・バスルーム用品・ビーチの砂標本・中国の絹製靴・卵立て・ミニチュア・インドの絹製チェスボード・寿司の展示用見本・ペーパーナイフ・カトマンズの象の置物・モロッコの敷物・ブレスレット・鶏の水差し・プロバンスの手製買い物籠・ヨーロッパで買った骨董の祭壇
5時半、介護用品レンタル会社、交換の車椅子とベッドのマットレス交換に。OHさんから転居通知来信、芦屋の天空マンションに!夕食後、BSで世界遺産『セーシェル』観て美しさにたまげる。