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木曜日, 11月 27, 2008

▲桃山町大原のNさんの実家で、妹さん弟さん夫妻、Nさんと
11月23日(日)至福の旅とは

一気に眠って8時過ぎ起床。カラリ晴れて今日も好天。茶粥を頂いて昼前、集落の公民館まで連れてもらい、歩行訓練を少々。公民館の軒下でゆっくり雲の流れるサマを見ている。お昼にお好み焼きを頂く。Nさんの弟さん夫妻も友人と蜜柑畑でBBQとか。OKさん再び柿採りに。

柱時計のようにゆっくり時が過ぎる。「ビンボウ人の贅沢旅」が蘇ってくる。

レーガンがまだリーガンと名乗り大統領予備選を闘っていた80年、米国は強大で世界に冠たる金持ちだった。伊丹空港にもお馴染みマーク眩しくPANAMのジャンボが飛来していた時に米国大使館を誑かして、ホノルル、サンフランシスコ、ロサンジェルス、エルパソ、ダラス、ニューオーリーンズ、マイアミ、果てはプエルト・リコのサンファンまでの往復ファーストクラス無料チケットを手に入れ、勇躍、伊丹でジャンボ機に乗り込んだ。1Åは破格シート、たっぷり時間があってアッパーデッキ・バーに繰り出す。スチューワーデスがすぐにワゴンを引いて焼きたてのローストビーフの塊にナイフで「どれくらい?」と聞いてくれる。離陸サインまでにすっかり出来上がっていた、、、。

あれから人には言えない豪華旅行をどれだけ貪ったことか。歩けない・喋れない状況になって、こんなにも「至福の旅」を体験できるとは。やさしい親友たちに介助されて甘え、親身に手作り料理と温かい歓迎で応えて頂けるなんて。王侯貴族も真似のできない時間が満喫できる。68年の生をしみじみと考える。

4時過ぎ、妹さん弟さん夫妻に送られながらNさんにバリアフリーの「りんくうタウン駅」まで介助してもらい5時15分初の関空快速に乗車。最後はいつもOKさんの完璧介助で立花無事到着。7時半、TAXIで帰宅。至福の旅完結!

11月22日(土)桃山町大原の里へ

7時過ぎ起床、晴れ、絶好の旅日和。そそくさと旅支度を済ませ9時前、TAXIでJR立花駅に送ってもらう。元気なOKさんいつもどおり出迎えてもらう。難解なエレベーターを乗り降りし、10時12分の関空快速乗車、11時02分日根野駅着。Nさんが出迎えてくれ新家駅へ。

駅から御二人に車椅子を押してもらってNさん宅周辺のエクササイズコースの公園や池などを案内してもらい、Nさん宅前を通ってとりあえず昼食にUDON屋で卵ドンブリ&UDON。続いて関空を見晴らす巨大モール・イーオンへ。特大ソフトクリームを頂く。一路、Nさんの実家、桃山町を目指す。

 通いなれた根来街道、県境の風吹峠を過ぎれば根来寺を左に見て岩出町。岩出町。左、和泉山脈の山並みに近大の建物が見えたら南下、紀ノ川の支流鞆内川を渡って桃山町へ。一面の桃畑は冬支度を終えている。まだ日は高く、暖かなので周辺の山道をドライブ。蜜柑が、柿がたわわに斜面に、Nさんの同窓会の会場になった「雨山観光農場」に。蜜柑の他に林檎もある。農場下で猪の解体に出遭い、しばし見学。幾度かきてすっかり見覚えある周辺の山並みポイントを見定め、弁当を頂いたことを思い出す。Nさんが卒業した廃校中学を通過、大原の里へ。

 4時過ぎ、妹さんの嬉しい出迎えでNさん実家着。早速、急坂を押し上げ下げをしてもらいOKさんの柿採りを見学、蜜柑畑に出てしばし。5時過ぎから妹さん手作りの鉢が並ぶ食卓に、好物タケノコを初め蒟蒻、根菜の炊き合わせ、鶏の旨煮ほか河豚鍋にカワハギ、餃子、とどめはムカゴご飯!満腹絶頂。

 思わず休息に横になったが、突然のゲロ!の醜態。シャツを脱いで洗ってもらって妹さんの甲斐甲斐しいお世話で一段落。何たることだ!若い頃、飲み過ぎ以来の無様!暫く休まさせてもらって落ち着く。12時、暖かい布団に包まれて就寝。