▲ロイターが伝えるベニスの水浸し

１２月２日（火）KAI君退院・誤嚥発作

●KAI君退院。『KAIは今日手術を受けた病院から退院、GRIZZILESハウスから明日R・マクドナルド・ハウスに移る。機能や体力回復のための物理療法セラピーを受けながらどこまで回復できるかが問題だが、大病院のベッドから移れただけでも幸せだ。いよいよ次に段階に入る。衝撃的な病気を背負いながら優しく、丁寧で優雅に輝かしく生きて６年間を振り返ると、本当に祝福されているというほか無い。１２月１日中部標準時９時５４分。』

●紀ノ川・M子さんからキウイ＆柿どっさり届く。アア、有難いな！！

●ベニス水浸し！

Venice suffers worst flooding in decades　December 02, 2008 Article from: Agence France-Presse

VENICE suffered its worst flooding in 22 years on Monday as water in the Renaissance city stood more than 1.5 metres deep before beginning to recede.

「ベニスはこの２２年間で最悪のアクア・アルタに襲われ１・５㍍の水浸し。風向きによっては１・６㍍になる恐れも当局は過去３０年間で最も高い水位で住民にも観光客にも室内にとどまるよう警告。９３年から０２年まで５０回も被害に遭ったが最悪のケースは６６年１１月の１・９４㍍以来」とAFPとロイター報じ、１４枚の写真スライドショーを見せている。
ミレニアムの１１月にこの水浸しに遭遇、ホテルからサンタルチア駅への移動に早朝雇った水上タクシーに移る時難渋、たまたま近所の親切な住民に長靴を差し出され感激した。最近は市の公式ＨＰに潮位を毎日掲載しているが、水の都ベニスの１１、１２月はご用心。

■７時半起床、今日も快晴温暖。１０時前公園へ、今日は中学生の公園掃除。鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩き１５分で公園事務所へ。一言居士のオジサン今日も水路で棒を手に落ち葉掃除の弧絶な姿。

昼食前、テーブルで唾飲み込み損ね誤嚥発作！昼食後SIESTA。BOBに草稿書き始める。夜、娘たち来て新鮮なガザミとグレでキムチ鍋食事会やるが、こちらはキムチが不可能、ワインも不可。婿殿満悦、残ったガザミを持ち帰り明日もという入れ込みよう。遅ればせながら誕生祝いにキャップとミトンもらった。

BSで『タワーリングインフェルノ』を観て寝る。

１２月１日（月）初冬能勢路ドライブ

●オペラハウス設計のヨルン・ウツォン９０で死去の報、NYT、BBCほか豪紙も。

Jorn Utzon, 90, Dies; Created Sydney Opera House By FRED A. BERNSTEINPublished: November 29, 2008 Jorn Utzon, an architect who designed one of the world’s most recognizable buildings ? the Sydney Opera House ? but never saw it finished, died in Copenhagen on Saturday. He was 90.

▼中村草田男の句「冬の水一枝の影も欺かず」。ぬくもりもまっすぐ伸ばした背筋も、大事にしたいと、N紙春秋が引用。

■起床７時。快晴温かドライブ日和。AKIが１１時半迎えに来て『能勢路ドライブ』。日生中央経由紅葉が見事な一庫ダムを見て能勢町の観光物産センター。昼食を予定していた同所のレストランは臨時休業。北上して来栖から杉生に至る田舎道を辿る。来栖を左折するとすぐに『錦亭』去年末皆さんに連れてもらいシシ鍋で一泊した旅館だ。西へ杉生への道は茅葺も残り、柿がたわわに実る郷愁誘う風景が展開。初冬の日差しに気持ちが和む。猪名川町に入り『道の駅』隣接の「ぎんざん」で玉子丼とミニうどん。オカラ＆野菜を仕入れ帰宅３時。珈琲ブレーク＆SIESTA。

　１２月が始まったのに休日ムードがいかん。夜、BSでポール・ニューマン５６年の『傷だらけの栄光』就寝前、堀田善衛の「インドで考える」再読。

１１月３０日（日）拝金風潮に怒り

●少年ゴルファーの賞金獲得１億円突破がNHKニュースのヘッドラインに。拝金主義を煽る風潮ここに極まれり。３千本安打の張本オジサンがいつも苦言を呈していたが、脚光浴びる少年ばかり追いかけずにスポーツニュースならせめて上位３人ぐらいの成績は報道しないとだめだ。「おしまいは金持ちになってメデタシメデタシ」の童話ならいいが、「憐レム可シ光彩ノ門戸ニ出ヅルヲ、遂ニ天下ノ父母ヲシテ、云々」と白居易の長恨歌がつい喉元から出そうになるぞ！

●KAI君順調な術後の朗報続く。

■７時前起床、冬晴れやや冷たい。豪・ブロークンヒルの多彩な夢を見た。昨夜BOBからメールが来たからか、詳細忘失。手紙葉書４通投函してもらい、１０時半過ぎ公園へ歩行訓練に、鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩きは公園事務所へ約１５分。途中、火傷の後遺症でリハビリのいつものオジサン「あまりよくなっていない、足の皮膚が盛り上がらず寒くなると辛い。労災で市民病院にかかっているがこの間、担当の女医がこれ以上は変化が無い。これ以上通っても税金の無駄使い」と断定され、以来通院は止めた。ひどい言い方だが今日は愚痴を聞いてもらえただけよかった、と。

昼食後、SIESTA。３時過ぎ、娘がティーブレークに来る。

１１月２９日（土）KAI君腫瘍除去！

●KAI君続報。DAVID夫妻は脳外科手術主治医Dr Sanfordから「腫瘍は完全に除去された」と結果報告、KAI君は３時間の眠りから覚め初めて笑った。PTセラピストの診断で歩行訓練も開始するという。また続報あり。KAI君、ベッドから起き上がりバスルームまでためらいながら伝い歩気ができた。PTが見守る中、ベッドを離れ歩き始め「歩ける！」と自分でいい、予期せぬ回復ぶりに皆胸をなでおろす。林檎ジュースとゼリーを食べ、また一眠りに入った。メデタシ！

●ついでに米国は感謝祭の大売出し、Xマスセールの見通しを覗う好機。ニューヨーク近郊ウォルマートで殺到した客に踏まれて店員が圧死、客３人が負傷とBBCが。

●夜、BOBからメールあり、異常気象で嵐、老母が徘徊で怪我と心配なメール。

　『このメール受信時にはお互いに天気がよくて、日本は寒気が強くないと願ってるよ。メリディスは水曜日にボブ・スネル、ヴィッキー夫妻とアデレード旅行に行き、姉妹夫婦や甥や姪に会って来た。私は家だが、昨日は異常な嵐が３時ごろ襲ってきて雲が起こりにわかに真っ黒、急に霰や小石が降り出した。雨風強く１５分近く降り続き１４ミリの雨量。どうも最近異常な天候が続き、水曜は３４℃で木曜は３８℃、昨日下がって２４℃、今日は２３℃で風が強い。

　アンドリューとベリンダは昨日仕事を終えてジェーミーの農場へ向かった。金・土と滞在、日曜に帰ってくるようだ。皆で一緒に過ごしている様だが、農場は２５㍉の強い雨、小麦の刈入れには湿気が多すぎる。雨が上がってすっかり湿気が去ってからでないと小麦の茎が乾燥しないんだ。一晩、置いて土曜の１０時ごろになれば乾いて刈入れを開始するだろう。ジェーミーは今日明日アンドリュー、ベリンダ、アリソンともう一カップル若い友人のダニー・ターナーとスーが滞在賑やかに過ごすだろう。

　ダニーらはずっと何年来の友だちでホワイトクリフ近くのシープステーションを経営していたが、最近、牧場を売ってジェーミー・アリソン農場から１０㌔のところに引っ越してきたんだ。二人はダンの父親の牧場を引き継いだが、私の叔父の大きな牧場の隣の牧場で、メリディスと私は子供たちの学校休みに連れて行きよくアウトバックの生活を体験させたもんだ。もっとも、ダンの親父はもっと若かったけれど。

　今日は嵐の後の庭掃除と芝生刈りに追われたよ。終って両親の見舞いだ。見舞いに行ってちょっとショックだったのは母が顔全体に切り傷と痣をつくっていて「どうしたんだい」と訊いても、何が起きたのか理解できていない。しばらく後に弟が来て言うには、昨夜遅く徘徊して倒れ顔を打ったのを近所の人が見つけ弟に９時ごろ電話で知らせたそうだ。すぐに弟が駆けつけ傷の手当てと身づくろいをしたそうだ。少し気落ちしているようだが傷も痣も今はOKのようだ。記憶が無くなる認知症は本当に心配だ。ここ２,３年はずっとこの状態で家のそばの公園を意味無く歩くのを妹も何度も目撃している。父親が無くなって２０年も経つのに、彼女は２㌔離れた実家の方向へ向かいたがるそうだ。ほんとにたまらないよ。

　おまけにまだ父はまだ達者、頑固でいつも「老人ケアホームに行きたくない、家で死にたい」と言い続け、私や兄弟たちが毎日のように見に行って、雑用などを済ませている。ケアホームも収容したいと言っているんだが。

　今５時半、私はTVニュースを見ながらビールを飲み、メリディスは赤ワインを飲んでいる。こうしてのんびり暮らしているラッキーな間にも、ムンバイのテロ事件があるし、世界には何が起こっても不思議でない狂気の人々が存在する。まったくねえ、狂気の世界に生きているんだよ、お互い。じゃあ、次のメール交換まで気をつけてね。この間の嵐の写真添えるからね、またね。愛とご健勝の願いを込めて。BOBから』

■８時前起床、晴れ温暖。９時半公園へ歩行訓練に、鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩きは公園事務所へ約１５分。昼食前、テーブルに手をかけ損ね転倒！午後、メモなど整理。昼食後、サッカー磐田VS鹿島見ながらSIESTA。