まや-NET

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土曜日, 8月 27, 2011

▲ヒマワリ、コスモスが咲く大山放牧場からの眺望


晴れときどき阿呆果

読書


今朝着信の「考える人」MMが読書について書いていた。
見識をひけらかされたようで、他人が読む本に関心が無いが、このメールマガジンに、辞めKANが「退陣後に読む?夏休みに書店へ」と、半袖シャツにチノパン姿のKANが、書店で本を選んでいる写真を掲載した新聞と買った本のリストを挙げている。
〈菅首相は16日、東京・八重洲の書店で本を5冊購入したほかは、終日公邸で過ごし、短い「夏休み」を送った。書店に出かけるため、公邸を出発する際は、「読書の秋が近いから」と記者団に笑顔で語ったという。買った5冊は、水野倫之・山崎淑行・藤原淳登『緊急解説! 福島第一原発事故と放射線』(NHK出版新書)、佐藤優『予兆とインテリジェンス』(産経新聞出版)、佐藤栄作久『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』(平凡社)、ラモン・ビラロ『侍とキリスト ザビエル日本航海記』(平凡社)、吉村昭『冷い夏、熱い夏』(新潮文庫)。普段は読めないような本のページを繰りながら、少し遠くを見るような時間を持ちたい、と思ったか。
下世話ながら遡って1月10日に買った7冊は、ジャック・アタリ『国家債務危機 ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』(作品社)、藻谷浩介『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』(角川ワンテーマ21)、宮本雄二『これから、中国とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、筑紫哲也『自我作古 国家を考える。』(日本経済新聞出版社)、立花隆・NHKスペシャル取材班『がん 生と死の謎に挑む』(文藝春秋)、橘木俊詔『無縁社会の正体 血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか』(PHP研究所)、『文藝春秋』2月号、というラインナップだった。
 一方、ジミントウのソウリだった小渕恵三は、若い時分、すっかり太宰治に傾注していて「どうせ好きになるんだったら徹底して好きになってやろうと思って、ありったけの初版本を集めて読みました」と言いつつ、〈じつは僕が、太宰治を語るようなことは最近になってなんです。いままでは、こういう政治という仕事をしていると……ともかく軟弱文学にふらついていたと思われたくなかったんです。強靭な精神をもって毎日を生きていかないとノイローゼになってしまうような仕事をやっていますからね〉(『中央公論』2000年3月号、司馬夫人の福田みどりとの対談「司馬さんに教わったこと」)と、本音を。
対照的にサッカーの本田圭介は「子供が憧れる真のスターでいたい」から「カッコよく振る舞うことを人格にしないと」という。「最近読んだ本で印象に残ったものは?」という『Number』783号の問いに、サミュエル・スマイルズの『自助論』と答えている。スマイルズは1800年代に活躍した英国作家で、1871(明治4)年、中村正直の手によって翻訳され、明治最大のベストセラーとなった『西国立志編』の原本『セルフ・ヘルプ(自助論)』の著者として知られている。中村訳の巻頭に掲げられた一文「天ハ自ラ助クルモノヲ助ク」の倫理が、江戸時代以来の儒教文化に接木され、それが近代日本人の精神的なバックボーンになったと言われるその本を、若きサッカー界の雄が手にしたということに興味を覚える。「もし原稿の最後に2行くらい余ったら、マコ(長谷部誠)やユウト(長友佑都)の本もいいけど、『自助論』もいいよって書いておいてよ」〉と記載されている。
 なでしこジャパンの沢穂希も「苦しくなったら私の背中を見て」という言葉が話題に。どうやら、人に見られる存在、“リーダー”の自覚は、スポーツ選手のほうが政治家よりも強いような気がする。彼らのほうが自らの目標を設定し、そこに至るまでの行程を描き、自分を厳しく鍛え上げていく能力や、自分を客観視するために周囲の意見に耳を傾ける謙虚さにおいても、一日の長があるのかも知れない。(8月26日記)

8月26日(金)甲子園から太鼓の音が


昨夜も熱帯夜に雷鳴&降雨でしばしば覚醒!胸に圧迫感がして寝返りままならず。酸素不足の魚みたいに喘いで、何度かクーラーのスイッチを入れなおして7時半起床。明け方の夢に野宿年末越年者にボランティアでテントを手助け、周辺を掃除していたぞ。身体を拭いてもらいぼちぼち動く。
CLIPPINGなど。気がかかりだったFさんの退院後の近況更新があった。抗がん剤服用は順調らしいが、当分自宅静養が続く。 昼食後、家人はアルカイックホ-ルで写真展に。
午睡2時まで。BLOGをUP。
Fさんにメール。
3時ごろ阪神地域に雷雨大雨警報。南はカンカン照り、北側が暗雲。家人が5時過ぎに帰宅するも、エクササイズ断念。久しぶりに甲子園から太鼓が響く。ダメ虎がホームに帰ったか。