まや-NET

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火曜日, 1月 30, 2007

1月29日号
 前夜の夢:砂漠地帯のとある空港、TRANSITで枝のついた植物を新聞でくるみ筆記具をまとめてリュックで胴体中央部から降機するがもう誰もいない。
 8時起床、晴れて温暖。14時~15時50分、昨日よりは軽いが苦しい。交通公園の中央部を横切って池まで歩くが遅い。一度も歩調が整わない。30点。
 帰宅後、ぜんざいを食ってJAPAN TIMES NET版登録。JUDIT KAWAGUCHIのコラム「WARDS TO  LIVE」小野田寛雄インタビューが簡潔でポイントを抑えていて面白い。
●夜、BS映画劇場で「ジャスティス=2001米」を観た。第二次世界大戦下、独捕虜収容所での殺人事件を軸に、4代続くプロ軍人・ウィリアム大佐(B・ウィリス)と法科大学院生トーマス中尉(コリン・ファレル)、黒人パイロット、エール大学出の捕虜収容所長らが繰り広げるサスペンスで米映画お得意の法廷劇。急ピッチで展開する脚本も手だれで、差別問題をちらつかせながら最後はあっという「崇高な使命感・自己犠牲」で幕切れ。ヒーローのラストネームがマクナマラであったのもベトナム戦争を彷彿とさせて面白い。
 今月27日はアウシビュッツをソ連軍が開放した日で、ドイツは11回目の公式追悼式をポーランド出身ノーベル賞作家を招いて行うなど、ナチズムに対する姿勢をあらためて世界にアピールする行事が数多く催したことを同じNHK深夜ラジオで社外レポーターが紹介していた。関連記事はNYタイムスも特集していたが国内紙では見かけなかったのは意外。偶然ではあるがこの時期に「ジャスティス」が放映されるとはNHKもなかなかだが、この日、旧日本軍の従軍慰安婦問題を取り上げたNHK特集番組をめぐる損害賠償事件で東京高裁はNHKの敗訴を決定した。
 放送前に安倍元官房副長官が「偏った内容だ」と干渉したのを朝日が05年1月にすっぱ抜き、NHKに取材協力した市民団体は「政治的な圧力で事前説明と異なる内容で放映された」として損害賠償2千万円を求めて訴えていた。南敏文裁判長は「NHK幹部が事前に安倍らに面会し、相手の発言を必要以上に重く受け止め、その意図を忖度した」とNHKなど3社に200万円の支払いを命じた。この時期、坊ちゃん総理の正体が暴露されるのは意義がある。むろんNHKは上告したが。

月曜日, 1月 29, 2007

1月26日号
 8時起床、晴れ。
午後は天気が崩れる予報で10時10分から公園で歩行訓練。駐車場まで歩くのに1時間10分、これまでの1倍半かかる。30点。
午後、転居前にいた団地の荒れた廃墟から摘んできた水仙が咲いたので描く。天に天仙、地に地仙、水辺に水仙といわれる中国の故事から名づけられた「ナルシス」が毅然として美しい。朝の洗面で鏡の向こうに少年だったころの自己の顔に時おり重いが至る。ナット・キング・コールのStar Dustが心地よい。
「ナルシスと いえども萎れる 花を描く」
「鏡の中 消えた少年に 朝出遭う」
1月27日号
 今日から日の出が7時というが7時半起床、晴れ。
 午前、スキャナーで旧作を取り込み。
 午後2時から公園で歩行訓練、2時間かけて花壇まで歩く。3度だけ歩調が整い10数歩前へ進む。小脳の残像機能に感謝。
4時、TVで狂言「二人大名」。夜は「寅さん」48作目、浅岡ルリ子の演技力は秀逸。山田洋次と山本晋也の会話「たった一人のためにも映画を創り続ける」が面白かった。
1月28日号
 8時半起床、晴れ。
NHK日曜美術館で「カラバッジョ」。オレゴンのDavidと遊佐君からメール、オレゴンは雪で、子供たちとフッド山でウィンタースポーツを楽しんでいると写真がたくさん添付されていた。
 午後、歩行訓練に出るが脚が動かない、膝がきつい、右足に軸が移せない。40分もかかって南出口で止める。戻って自宅でもバランスがおかしい、重錘が重くのしかかる。失われ行くものを嘆いていても駄目、前の可能性を!

金曜日, 1月 26, 2007

1月24日号
 7時半起床、ベッドで新聞に目を通す。TV、認知症レポートでVallidationを紹介していた。相手の眼を見つめ共感の感触で接する対症療法は理解できる。
 午前、般若心経の訳。朝夕冷えるという京都・M君から遅ればせながら新年のご機嫌伺い。
 午後2時、公園で歩行訓練するが「踵歩き」続かず5,6歩歩いて痙攣が引くのを待ち右足小指をフラットにしてから歩行に戻る。時間がかかり疲労、いつもの半分の距離、花壇までで諦める。30点。
 帰宅後、書籍をPCで渉猟して芸術新潮や銀花をチェック。
1月25日号
 8時起床、晴れ。掃除機を使ってみるがなかなか骨が折れる。午前は般若心経に。
 午後2時から公園へ歩行訓練に。『踵歩き』に専念するが、最小は10歩、次第に5歩程度、最後は1歩歩んでは右足ジャックナイフ現象の緊張を解す羽目に。約2時間かけての3分の2周で30点。ここまま右足の回復はないのか?一瞬不安が過ぎる。まあ気長に行こうか。

水曜日, 1月 24, 2007

1月20日号
 暦どおり肌寒い。栃木マルニ画材からマット届き、15枚マット入れ作業完了。13時半から公園で歩行訓練。痙性麻痺治まらないまま歩行したので疲れと痛みで一周がやっと。35点。梅が芽吹いている。木全体が紅色、黄色に輝き始めた。枯れたユキヤナギも赤い斑点をつけた。
・朝、ジェット音で目覚めて「吐く息を 揺する離陸機 二度三度」
・ 「べにいろも きいろも 滲み出る 枝の梅」
1月21日号
 7時50分起床。曇り。
 朝、日曜美術館アートシーン「チェッコ・ボナノッテ」展が面白かった。彷徨や限定空間から無限、などの言葉を連想する。バチカンの扉の作品や、ブランクーシとデ・キリコに影響を受けたといわれ頷ける。
13時20分、休日歩行者天国の武庫川堤防へ上げてもらう。久しぶりに見る武庫川を踵つけてゆっくり171号線に向かって歩く。亀の歩みで痙攣が起こるたびに中断するが、1時間半かけて歩いた。30点。途中何度も不法侵入してくる自動車に憤慨して×マークを送るがドライバーはおかまいなし。公園経由で16時戻る、1時間シェスタ。
1月22日号
 前夜の夢:旧友に自分の病気について説明している夢。
 9時起床、午前中は快晴だが、午後は時雨交じり。14時~15時10分、公園ウォーキング。前日のハードウォークが奏効したのか、半分、踵歩きができた。40点。戻って1時間シェスタ。
夜、TV「ゴースト」。終わって入浴、しみじみ痩せこけた体に慨嘆。階下に音をたてないようにできるだけ踵歩きを心がける。
1月23日号
 おおむね朝8時に起きる毎日。ベッドから数度バランスを取って起き上がるのに、時間がかかる。電気を点け下着を着け、右足に装具着装、装具のクッションをいいかげんにセットすると一日苦しむ。次に両足首に1㌔の重錘を巻いて洗面、この間約30分。ベッドの整理が終わると朝食30~40分。あせらずゆっくり、世界でいちばん美味いHIROの食パンを頂く。新聞に目を通し、排便。咳き込みが多いときは体調不良のサイン。10時前にようやく、パソコン2台の電源を入れ一日が始まる。

日曜日, 1月 21, 2007

1月19日号
11時、ケアマネージャー村上さん来宅、2月分介護計画書持参して現状報告、介護保険の中で介護補助、リハビリなど受け入れ可能を示唆してもらう。
14時30分、歩行訓練に出ようとしたら尼北署員来宅して新住居での家族調べの書類記入。
14時40分~16時20分、公園へ歩行訓練、やはり足の緊張解けず苦しい35点、終了後モンマルシェ、帰宅後1時間シェスタ。
夜、衛星TVでEUの農民補助が途上国の農業を圧迫し、経済を破綻させていることレポートしている。のんべんだらり食っていることを反省させられる。
1月20日号
 暦どおり肌寒い。栃木マルニ画材からマット届き、15枚マットいれ作業完了。13時半から公園で歩行訓練。痙攣性麻痺治まらないまま歩行したので疲れと痛みで一周がやっと。35点。梅が芽吹いている。木全体が紅色、黄色に輝き始めた。枯れたユキヤナギも赤い斑点をつけ始めた。
・朝、ジェット音で目覚めて「吐く息を 揺する離陸機 二度三度」
・「べにいろも きいろも 滲み出る 枝の梅」

金曜日, 1月 19, 2007

1月18日号
 去年描いた作品のマットをネットの画材屋で検索、15枚分オーダーする。パソコンのお陰で助かる。
午後、いつものように歩行訓練に出るが、右足の緊張、痙性麻痺が解けず苦しく膝にも負担がかかる。採点は35点くらいで帰宅後、1時間シェスタする。
 夕食後、何カ月ぶりかで散髪してもらう。

木曜日, 1月 18, 2007

1月17日号
 阪神淡路大震災、箪笥の下敷きになって12年目。起床するのも身支度するのも、一挙手一投足がずいぶん緩慢になり、左手に加えて右手もドジをするようになった。歯がゆい思いで起き上がり、動き始める。
 テレビは震災レポートしきり、感情失禁で正視できない。
 午後いつものように歩行訓練、右足の緊張を三度緩和できたが、40点の歩行。一時間歩くと疲労困憊で右膝関節も違和感。帰宅後はシェスタ。
般若心経の身勝手翻訳を開始。
 夜、テレビでショーン・コネリーの「Playing by Heart(邦題マイハート、マイラブ)」観る。軽妙な会話がコネリー演じる夫婦の40回目結婚記念日に収斂していく洒脱さに脱帽。ShitやFuckが日常ふんだんにふんだんに使われるのも納得。

水曜日, 1月 17, 2007

1月15日号
 晴れておだやか。返信をくれたブロークンヒルのBOB(ロバート・オーガイ)にメールを再信。午後3時から1時間、公園で歩行訓練するが脚が重く思うようにリズムが取れない。踵も接地し難い。35点と自己評価。武庫川から湧き出る伏流水を利用した公園の水路でいつものようにセキレイが飛来し、永久運動する玩具「水飲み鳥」のように尾をピコピコ振りつり続ける。エーテルを使ったあの玩具、最近目にかけなくなったが。
 夜、TV映画「BEYOND BORDERS(邦題:ただ愛のために)」観る。
1月16日号
 午前、長女夫婦にエスコートしてもらい尼信博物館で「ペンタグラム展」鑑賞。上田素久画伯にガイドしてもらう。上田さんの画集出版の手伝いをし、刊行後、画題になったスペイン・バルセロナ近郊のカネット・デ・マール市に同道したのが懐かしい。100号作品を5点出展している上田さんの作品はいつもながら瑞々しい生気にあふれている。

月曜日, 1月 15, 2007

1月14日号 
天気晴朗。
朝、TV日曜美術館で森敦が熊谷守一の雨樋から滴る水滴の絵を紹介して、音を観る、これぞ「観音」なりと熊谷作品の宇宙観を説いていた。アランの「幸福論」にも鬱陶しい雨の日に雨音を聴いて啓示を受けようとするプロポがある。守一の画集を繰ってみようとしたら転居の際、処分済みのようだ。
昨日の集いの主メンバーにお礼のメール。
午後、歩行訓練を公園で1時間、痙性麻痺あり、半分は踵を接地できずに歩く。50点の自己評価。
夜、昭和42年生まれの長女の誕生日食事会。彼女からは先日、映画「硫黄島からの手紙」を観て、三食満足に食える幸せに言及したメールがあったばかりだ。食後のケーキまであるありがたい日だ。

日曜日, 1月 14, 2007

1月13日号
本日から日の出時刻が1分早まり7時5分、春が始まる。
ここ2,3日、豪・オーストラリアン紙をにぎわしているのがNSW州僻地の鉱山と絵描きの町ブロークン・ヒル市。交流プロジェクトで何度も往き来したこの町の市議会が紛糾していて10日、州政府から解散を命じられた。また、鉱山でリモコンのローダーと岩盤の間にはさまれて31歳の従業員が亡くなったと報じている。旧友で元同市幹部ロバート・オーガイ氏にメールを入れたら、早朝、返事があった。僕の病状を気にしてくれていて、まずはメールを見て元気そうなので安心とのこと。市議会解散はやむなし、いい選択だとコメント。政治的なことより自分はリタイア後の暮らしを息子ジェーミーの農場の手伝いなど十分楽しんでいる。鉱山事故の詳報もあった。26日から5回目のタイ旅行で2週間リラックスの予定だという。
夕4時半から「まやNETの集い」新年会。動きの取れない身をかばってくれ、阪急塚口中華レストランで13人の皆さんが集まってくれた。泉南や山科からの遠来組も含めてわざわざ顔見世に来ていただく友情に感謝。終了間際、激務の終わったM紙のNさんも駆けつけてくれた。昨年は同時期に伊勢出身のUさんの肝いり企画「伊勢一泊旅行」を皆さんの肩にすがりながら歩いた楽しい思い出がよぎる。1年経過して、歩行困難が強まって病気は進行していることを再確認させられるが、昨日のページを繰っても仕方がない、ネクストページを心がける。
雑踏に車椅子の身を置くたびに「天動説」のあわただしい社会から弧絶した日常を思う。目下の課題は痙性麻痺の右足をリラックスさせ、できるだけ踵を接地させて車椅子を押して歩くことに集中。さて、そろそろ創作活動を再開させねば!

月曜日, 1月 08, 2007

光通信開通、LANもセット完了。本格的に始動します。乞ご期待を!