１２月２７日（土）霙のような都鳥

●I（大阪５区）さんからポスター兼用カレンダーが到来。衆院選が遠のいて苦労一入と拝察するが、無産者の今、何の手も差し伸べられない。苦労人で誠実な人を座視する苦衷。
●図書１月号着。

■晴れ、今日も寒い。７時過ぎ起床。ベランダから見る武庫川上空に、ユリカモメが霙とみがまう乱舞。公園１０時半に。鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩き１５分で公園事務所へ。昼食後、SIESTA３時まで。BOBあて賀状つくる。

１２月２６日（金）BOBからXmas写真

●BOBから早朝、メールあり。『昨日Xmasのランチ・ディナー・パーティを息子アンドリュー・ベリンダ宅で開いたところこどもを含めて２人が集まって盛況だった。今日はちょっぴり寂しいがまた午後にはアンドリュー宅へ行ってまたランチ・ディナーを一緒に食べる予定だよ。例年夫婦二人で静かな年末、TVでシドニー湾の花火を見るだけだったもんで』と楽しそうなパーティ写真を送ってきたので午後返信メール。

■晴れたが寒い、京都清水寺の冠雪シーンがTVで。７時過ぎ起床。ベランダから南ホリゾントに積雲が東から西まで視界いっぱいに積もっている。寒風の吹く公園へ１０時に。鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩き１５分で公園事務所へ。「百舌高鳴き　ブレーキ絞める　車椅子」　昼食後、SIESTAせず。BOBに返信。賀状やっとUPしんどかった２００枚。

１２月２５日（木）今日からパッチ穿く

●４時、誤嚥事故の緊急用「吸引吸入器」医療機器業者Mさんが配達。年末に高価な買い物だ。

■曇り寒いぞ。７時過ぎ起床、今日から下着長袖にパッチ。時雨れて歩行訓練中止。昼食後、SIESTA。起きて賀状仕上げ制作。夜GAMBAと名古屋グランパスの天皇杯サッカー観る。２：１でGAMBA辛勝。BSクロサワ『まあだだよ』観るもかったるくて中途で止める。

１２月２４日（水）BOBのXmas

●BOBからメール、昨日の激励メールに感謝の返信。今日は息子アンドリューと妻ベリンダ、その子どもたち、BOBの姉妹やその子供たちなど２０人で大賑わいを楽しくやろうとXmasらしい。その後両親の介護問題でアデレード往復が待っているのがちょっぴり寂しいが、これが人生だと！

■晴れ、７時過ぎ起床。前夜一度覚醒で駄句。「ガバリ起き　闊歩する夢　覚めて五時」１０時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コースをスイマルク押し歩き１５分で公園事務所まで。昼食後、SIESTA。起きて賀状制作。

１２月２３日（火）竹馬の輩と昼食会

●U夫人から宅急便。鹿児島さんの美味しそうなお茶を届けてくださった。

■晴れ、７時過ぎ起床。１０時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コースをスイマルク押し歩き１５分で公園事務所まで。帰宅後髭を剃り身支度。

　１１時半前にTAXIで塚口の中華料理「愛蓮」へ送ってもらう。正午きっかりに５８年前の竹馬の友たち・GENちゃん・YUKさんにI・A君が遠出して来てくれた。コースを頼んで賑やかに懐旧談、アホ総理こき下ろしに始まる床屋政談。アホばっかりトップにいても組織は保たれる、結局、家柄・血統がシステム維持の決め手だとか。よって最たるテンノー制が護持できている、そうだ本日は彼の７５回目の生誕祝日だ。

　学習院でご学友だった亡きＨさんの白髪でチェロを持つ姿が目に浮かぶ。GENちゃんとYUKさんはいつも遊んでもらっているので、A君のインサイドストーリーに耳傾ける。工高出の彼がM電機に入ってエリートたちに伍して艱難辛苦出世していく裏話が興味を誘う。

　そう、５８年前はクラスで話しかけられても赤面するだけの少年だった。S百貨店高槻進出前夜に失火事件があって、A君が電気関係の現場責任者として工事ゼネコンT建設に「ここは一つキミが失火の全責任を被ってくれ。一生面倒見るから」と迫られ、警察にも監視される中、ノーを貫き通した話には思わず打たれた。同じ会社のものが皆、知らんぷりで逃げていく姿を黙視しなければならなかった無念さが彼を一流営業マンに育てたのか。後に放火犯人が逮捕されて一見落着。いまやゴルフ三昧。

　I君は息子二人を医師に育て上げ悠々。YUKさんはまた韓国行きかな、しかし前回の渡韓でかかった自律神経失調がまだ癒えぬ状態。GENちゃんはただひとり出版取次会社で現役続行。２時、お互い健康を願ってお開き。４人の友にわざわざの遠来の感謝を！！

　２時過ぎ迎えに来てもらいBANKで吸引吸入器購入代金を引き出しTAXIで帰宅後、SIESTA。起きてBOBに激励のメールを書き、７時過ぎ送信。

　夜はケーキを自作した娘たち来て食事会１０時前まで。河豚が高いのでメニュー変更。天ぷら、金目ダイ、鰆、ローストビーフ、ポテトサラダ、デザートはケーキ。忙しい娘のデコレーションケーキは力作で納得！

１２月２２日（月）BOBの悩み深し

●「世界を動かす大衆」＝昨日付けM紙に飲み仲間だったSさんの「山崎正和」インタビュー掲載ありSCRAP。山崎は現下を鉄器文明が生まれたのと同じ規模の「文明の転換期」と規定。今世界を動かしているのはリーダーでなくタイやギリシャの例を挙げ「大衆」だという。一人ひとりは賢いが「皆がやるから私もやる」式の消費行動様式を指摘する。責任主体が無いことが自然現象のように社会に起こっている『大衆化社会』が現出してるという。高度大衆化社会がデイトレーダーを世界中に何百万も生み、ネズミの集団が海に向かって死の突進をする現象が広がった。

　ここから文明をどう書き換えるのか。「生活の未来像」を政治もメディアも提案すべきだという。日本人はやたら自動車に乗ることを止め、トロを食べるのを止め、細々稼いで地産地消で鰯やサバを食って暮らす。６０億人が暮らすには生活レベルを落とすといってもトンでもなく苦しいことをするわけじゃない。さらに言えばこれからは学芸・文化の時代にも入るが「人の意見は聞きたくない・権威は認めたくない」障害にぶち当たる。風穴を開けるのが新聞の役割だ。

　大阪圏の指標は東京圏の１０分の１、かろうじて知的生産で拮抗し得る。と関西発揚で閉めくくる。

　＊生活レベルをちょっと落としたり、高額年金者のパイを減らすのは大賛成だ。ちょっと気になったのはタイのデモは農民に参政権を認めない民主？勢力が主体だったし、ギリシャのデモも「大衆的」性格とは違う。

　山崎は『大衆』と一くくりにするが、大衆を生活様式や価値観で異なった階層に『分衆』する分析がほしかったし、下世話だがご本人のライフスタイルも聞いてほしかった。土光のように、質素にひっそり高価な目刺しを食べているのか？オルテガ（『孤独な群集』）やリースマン（『大衆の反逆』）の『欧州では人々が現状に満足し向上心を失っている』・『アメリカ社会では自己責任・自己決定精神が衰え、みんな他人を見て行動する他人志向型社会になった』という論拠を軸にするだけではちょっと説得力に欠けるが、Ｓさん、どう思う？

●BOBからメール。BOBのネット・プロバイダーの不具合でうまく交信できない、結局アドレードやメルボルン経由でようやく配信されたらしい。案じていたとおり両親介護のトラブル続き、兄弟とも見解の相違があり遺産問題も絡む。何よりもご本人がナーシング・ホームへの収容を忌避し最後まで自宅でと望んでいるが、そうも行かないらしい。BOBも夫人メリディスも多少気が動顛しているとのこと。アデレードへも往復したらしいが処理すべき問題がたくさんあって、聖夜だけはリラックスしたいと思っているが、と。長文のメールに悩みがぎっしり。『でも、こんな問題を君にシェアーできてよかった』と結んであった。明日、返事するべしだが、交信がうまくいくか？

■雨ぱらつき午後曇り。７時４０分起床。１０時半怪しい天気で公園をあきらめ自宅周辺の歩道をスイマルク押し歩き３０分。普段よりよく歩いたぞ！

　昼食後、SIESTA。起きて賀状の文字書き入れ、なかなか思うように文字が書けず、書写能力の低下をあらためて自覚させられる。来年はどうなるか？夜、クロサワの「乱」を１２時前まで観る。２６億円をかけた豪華絢爛、仏蘭西との合作で外国人受けを狙ったシーンの展開だが、話は因果が巡る「節談説教」。衣装のみがアカデミー賞受賞だったが、それでよかったと評価したい。

１２月２１日（日）アサギマダラ翔ぶ！
●Mさんの卓上カレンダー
今年もデザイナーMさんの卓上カレンダーを愛用したが、もうそろそろお仕舞い。毎年送ってもらうがデザイナーらしく無駄の無い「さりげない秀作」で重宝している。リタイアした人々があらためて寂寞を実感するのは「手近にカレンダーの提供がないこと、誰もそれを気にしてくれないこと」だと。年末になって昔の会社に顔を出す人も少なくない。もっとも今年は不況、冗費節約で各社も渋いだろう。
●アサギマダラ翔ぶ
　少年時代に大台ケ原で出会って以来、出会うたびそのしなやかな飛翔姿に郷愁を覚える蝶・アサギマダラ（浅黄斑）。石川県輪島でマーキングした個体が２カ月後に直線距離で１６４４キロ・メートル離れている中国浙江省平湖市の公園で捕獲されたと報じられた。２０００キロ・メートル以上離れた沖縄・与那国島まで移動することが、これまでの調査で確認されていたが、あざやかな飛翔に少年の夢につかの間浸る。
■晴れた後曇り。７時過ぎ起床。雨がぱらついているので賀状作りに専念、歩行訓練は休日とする。昼食後、賀状制作着彩。時間がかかる、サッカークラブ杯３位決定戦Gamba vs Pachucaを横目で追いながら７時過ぎまで。Yamazaki leads Gamba to third-place finish山崎が決めたゴールでガンバ３位確定。
　夜は同ファイナルゲームManchester Utd vs Liga de Quito戦観る。ヴィデイックが退場、７９分でやはりManUtdルーニーが決めた。再三ごーるを阻んだキトのキーパー、ホセ・セバーロスの跳躍が印象的だった。Liga de Quito 0-1 Man Utd By Chris Bevan（BBC） Wayne Rooney scored Man Utd's winning goal in Yokohama. Wayne Rooney clinched victory for Manchester United in the Club World Cup final with a late goal against Liga de Quito after Nemanja Vidic was sent off. Quito goalkeeper Jose Cevallos made a series of superb stops to deny Rooney, Carlos Tevez and Park Ji Sung in the first half as United dominated. United's hopes were hit when Vidic saw red after 49 minutes for lashing out with an elbow at Claudio Bieler.

１２月２０日（土）DAVID丸坊主に
●NYTトラベル面でホーチミン市の３６時間案内チェック。
●NYTトップ、ブッシュが自動車メーカー救済「A $17.4 Billion, 3-Month Lifeline for Automakers」をSCRAP。
●ＤＡＶＩＤ丸坊主に
　その後、メンフィス子供病院で脳腫瘍の大手術を受けたDAVIDとKAI君親子の術後経過詳報が毎日届く。いろいろシンドイ問題もあるがバレンタインにはオレゴンの自宅に戻れたらいいなあとDAVID。KAI君が抗がんワクチン投薬で頭が薄くなったのを気にするのでDAVIDも気遣って丸坊主に！
■晴れたが寒いぞ。今日から日の出７時台に、明日は冬至！７時過ぎ起床。１０時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コースをスイマルク押し歩き１５分で公園事務所まで、どんぐり散乱多し。
　昼食後、SIESTA。起きて賀状制作バック地着彩約２００枚。
　夜はNHKの藤沢周平ドラマ、構成・演技とも物足りなし。

１２月１９日（金）HD往診、訪問看護受け入れ

●バンクスタウンで飛行機事故
　交流事業で何度も往復したシドニーの南西１０㌔の衛星都市バンクタウンで飛行機が空中衝突事故。住宅に飛び込んでロイヤル・フライング・ドクターを目指していた２０歳のインストラクター女性が亡くなった。ブロークンヒルBOBにそっくりの画商でKevin Hill市長と行く度によく飲んだがどうしているかな？BOBにこんど聞いてみよう。
Flying planes was crash victim Joanne Ethell's dream
A YOUNG flight instructor who died when her plane crashed after a mid-air collision over Sydney had dreamt of flying since she was in primary school.
●前夜眠れぬままに駄句
　『早よう散れ　裸木に残った　枯葉ども』
　『呼吸続け　車椅子押す　公園に冬』
　『するり逃げる　饂飩に嫉妬して　箸を置く』を。
■晴れ、少し冷える。７時半過ぎ起床。１０時半、ホームドクターM医師往診。体内酸素９９％、聴診器による診断異常なし。吸入吸引器購入常備と訪問看護決まる。
　１１時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース外周をスイマルク押し歩き２５分で一周。
　昼食後Siesta２時半まで。年賀状制作。Mさんに近況手紙書く。

１２月１８日（木）ガンバ善戦！

■曇り、晴れたり雨がぱらついたり。７時半過ぎ起床。１７日までBLOGをUP。
　昼食後、雨がぱらつく公園に。鉄棒縋り歩き４回、コース半周をスイマルク押し歩き。１５分で事務所に雨が強くなって終了。Siesta後、賀状原案つくる。
　夜、Gamba vs MancheterU観る。贔屓目で見てガンバ善戦！この間の豪Adelaide戦では豪紙が日本のスパースターENDOにしてやられたんだと書いていたが、そのENDOがコロコロPKを一発決めた。如何せんレベルが違う。マンチェスターのロナウドもルーニーも片目でケンケンか？
　BBCの Chris Whyattの記事、控えのルーニーが８、９ゴール目を挙げたと。
Gamba Osaka 3-5 Man Utd
Substitute Rooney came on to score his eight and ninth goals of the season Manchester United eased through to the Fifa Club World Cup final despite a spirited late effort from Gamba Osaka.

▲ニューヨークタイムスに登場のアーネスト・カレンバックさん

１２月１７日（水）クシャミで誤嚥！

●オバマは年俸３６００万円

　先日のラジオ深夜便ワシントン報告で大統領TRANSITION（政権移行）の模様を聞く。直接任命される行政府スタッフ３３００人あまり、７０００人以上に及ぶらしい。猟官運動の人にデータとなる表紙の色にちなんだ『PLUM BOOK』が引っ張りだこ。役職・アドレス・年俸のすべてが記載されていてAMAZON BOOKでも購入できるとか。８年前にクリントンが懇請した大統領年俸は２０万＄から４０万＄。今のレートで行けば邦貨３５００万円？

■曇り、次第に明るく。昨日の疲れか８時過ぎ起床。１０時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き４回、コース外周をスイマルク押し歩き２０分でBETTER。昼食後、SIESTA３時半まで起きて珈琲ブレーク。

　４時、パソコン前に座ってクシャミを堪えたら口の中の残り茶を誤嚥！七転八倒、ベッドで５時半まで安静強いられる。誤嚥の度に命が短縮される念を覚え、身辺整理に焦燥感！

　夜、パチューカ（MEXICO）VSリガ・デ・キト（EQUADOR）のFIFAセミファイナル観る。０：２でパチューカ敗れる。

１２月１６日（火）北野病院で一日

■晴れ。７時起床。９時前、娘が迎えに来る｡名神・阪神高速経由で１０時前に病院到着。ひたすら待つ！４５分遅れから６０分、１００分遅れと表示。フィルム袋持参の紹介患者が多くドクターも大変だろう。２時過ぎやっと主治医Sドクタｰ診察。「最近患者が多くて」と診察遅れを謝るが顔を見て安心。レポートを読んでもらって、まずまずだ。高価な吸入吸引器の常備に抵抗していたが「まあ、見るのが嫌だったら押入れに仕舞い込んで防災用具だと割り切ったら」「尽きつめて考え過ぎないように、まあ今年も無事やり過ごしたよと思ったら」にほっと。遅まきながら食堂で昼食、薬を待ったら結局３時過ぎ。帰路は中津、加島、神崎のルートで。４時半、帰宅。一日がかりと相成った娘には申し訳なし。疲れた。何も出来ない一日！

１２月１５日（月）主治医宛レポ

●Sドクター宛レポート

　S先生おはようございます。ご配意いただいた検査入院は結果が心配していたほどでなく、入院のきっかけになった咳き込みも入院中に解消して、１０月２４日退院できました。症状進行が比較的緩やかだとのT、Y両先生の診断に少しばかり自信を回復しました。いろいろありがとうございました。退院後もホームドクターM医師による往診を毎月２回のペースで受診していますが、特段の異常もなく入院前のペースで日常を送っています。退院以降の経過は次の通りです。

『大過なく過ごしていますが、動きが鈍化しました』

▲日課にしている隣接公園での鉄棒伝い歩きと歩行器代わり車椅子の押し歩きは、毎日約１時間強、歩行訓練として続けています。寒暖や体調の変化によって違いますが、好調な日は距離を倍近く延ばすこともあります。

▲誤嚥は３度ありましたが、その都度、妻に背中を叩いてもらって大事には至っていません。また、唾を飲み損ねたときも極力落ち着くようにして、姿勢を変えたり、横になることで対処できています。

▲体幹バランスが少し悪くなってきて、自宅で手を滑らせて２度ほど尻餅をつきました。自宅内の伝い歩きや行動ペースも「遅くなったなあ」と実感しています。利き手である右手の動きが鈍くなって箸や筆記具が上手く扱えないことが増えています。時折、指と手足が硬直することもあります。

▲食事やトイレ、入浴、睡眠は支障なく自分でこなせています。毎日昼食後、午睡が常態化、睡眠もよく眠れていますし、毎日便通もあります。そのほか、外出は家族や友人たちの介助に甘えてチャンスを逸さないよう「乗って」旅行やドライブ、ショッピングが程よい回数できています。以上、概況です。よろしくご指導をお願い申し上げます。

●Mさんから「ご報告」とメール。どうやら｢演劇集団フォルム｣演出家のTAさんが入院らしい。

●先だって見舞いに夫婦で来てくれたOG君から来信、「貴君の日常、サーフィンに乗って自由に波乗りをしているかに思った」由。

■晴れ冷たい。７時４５分起床。１１時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で。昼食後、SIESTA３時まで。

　主治医宛レポート作成。カレンバックのリバイバルNYT記事詳読・翻訳作業。夜、BSでドキュメント「改革開放の中国」観る。トンポウポウの弛まざる粘り腰に舌を巻く。「実事求真」を唱え「白い猫も黒い猫もネズミを捕らえる」とは！

１２月１４日（日）カレンバックさんNYTで！

●カレンバックさん再評価を知る

　朝、NYTを見て仰天！バークレーのカレンバックさんが大きな写真とともにLIFE＆STYLE面トップに登場している！９７年秋、「住民投票」出版時に米側の寄稿を依頼、バークレー在住のコルベット夫妻にネットで寄稿者を募ってもらったところ、アーネスト・カレンバックさんが応募。渡米してバークレーが一望できるレストランで端正な老学者(というよりは風采のあがらぬ老人といったと方が初対面の印象)と面会した。寄稿を依頼して食事をともにして自著をもらった懐かしい記憶！がなんとNYTで再会できるとは！

　記事は邦訳もあり４０万部売れた彼の７０年代の環境小説「エコトピア」が環境問題を重視する大学や知識人から再評価され、再版されることになった。ポートランドではすでに彼の小説で提唱された公共輸送手段や地産食料を重視する風潮が実現されたと記事は始まっている。記事SCRAPして詳訳にかかる。

●１３日の深夜ラジオ・ポーランドのXmas報告。ポーランドの聖夜には一般的は肉食しない、赤カブなど野菜がメーンで家風を反映したワンタン風ピロシキがその夜の特徴。重要なことは必ずテーブルが一席余分にあること、行く当ての無い人が、もし訪れたらと各家庭ではしつらえるそうだ。新聞記者が試したところ各家庭で大歓迎されたと報告されている。

●YUKさんからメール。例によって盗用してごめん｡RED CLIFF考だ!

　『さて、しばらくのご無沙汰です。お変わりございませんか。今日は生憎の曇り空で、今にも一雨来そうな雲行きです。貴兄の歩行訓練に差支えが無いように、このままであってくれれば良いのだがなーと、案じています。

　何十年ぶりになりますか、東宝シネマズなんば（旧南街会館）で映画を観ました。新聞屋さんでただ券を貰ったのです。「ＲＥＤ　ＣＬＩＦＦ」が題名で、かの「三国志」中、もっとも有名な「赤壁の戦い」を描いているのは、映画通の貴兄なら或いはご承知でしょう。監督はジョン、ウーです。

　ところで、これより前になります。紀伊国屋で三国志を立ち読みしてきました。もちろん「赤壁の戦い」の項のみです。本屋さんには気の毒でしたが、しっかりと復習し、新知識も頭に入れたものです。こうして準備万端、当日は、まー久しぶりの映画鑑賞に、少しく興奮気味で入場しました。導入部から凄い迫力があり、思わず引き込まれました。が、途中から合戦の場面が多くなり、凄惨な殺戮に目を覆いました。実際の戦は本来はもっとひどいものだったでしょうが・・・。名だたる豪傑が出て来て、当るを幸い、斬っては投げ、千切っては投げ、と獅子奮迅の活躍をするわけですが、そのあまりの様に、些か荒唐無稽の感を受けました。諸葛亮の謀略も描き切れず少々不満。とはいえ、徐々に映画は主題に近ずき、いよいよ「赤壁の戦い」にさしかかろうとするその時です。いきなり終わり。です。えー、何で、そんなん有りかー。隣の友人に尋ねる。彼曰く、これはＰＡＲＴ１やで。迂闊であった。悔やんでいるさなか、続編の予告を延々と映している。実に腹立たしく詐欺にあった思いでした。これからが本番なのに・・・。がっかかりもしながら、知らずに来た間抜けな事この上ない自分。あー、・・・らしいな、と納得。ＰＡＲＴ２は絶対観るぞ。コマーシャルベースに乗る凡くらなのです。

　それにしてもです。この戦いはＡＤ２０８年のこと。これより21年後の239年は我が卑弥呼は魏に遣使。片や隣邦の「朝の国」は、北方では高句麗が勢威に向かい、南は三韓（馬韓、弁韓、辰韓）の時代です。これら諸国（？）の相関関係を見るとき、自分にとっては、なかなかに興味尽きない東北アジア史となるのです。むかし博物館で、魏の景初3年銘の銅鏡を見たときの驚嘆と嘆息。歴史を身近に感じたことがありました。映画館を出、友人と一杯やりました。あれこれ独断と偏見による、歴史談義に花を咲かせ、帰路に就いたものです。』

●UBAさんからBLOG訂正依頼の報。ごめんごめん!!

■晴れ冷たい。７時４５分起床。１１時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で。　昼食後、SIESTA３時まで。夜、Gamba VS Adelaide観るGamba１：０で辛勝。

１２月１３日（土）Mさんの健筆

●Mさん・Kさん・SAさんからメール。Mさん長文の健筆ぶりに拍手！アメリカ感には同感です。そのうち触れ合ったヤンキーたちから得た『美国（アメリカ）弁証法的漸新論』を書こうと思っているのです。Mさんのメール盗用・ごめん！

　『その後もお変わりなくお過ごしのことと思います。それにしても、いつお伺いしてもお住まいの部屋は居心地いいですね。明るくて静かで眺めがいい。そのうえ、風もよく通りそうです。毎日午後に昼寝をされるのももっともなことです。 私もお伺いするたびに長居をしてしまいます（ま、私の昔からの悪いクセですが）。

　世の中、不景気の極みにあり、こないだも、セミナーで隣にいた７０歳代半ばの老紳士が言うに「景気はいつか回復するやろうけど、寿命との競争やがな」と。紳士にくらべれば、還暦まであと１年の私にはまだ時間があるのかなあ。

　たしかに好不況の波は資本主義の最大矛盾。これを神の手に代わって人が手を加えようとした社会主義という２０世紀の人類の壮大な実験も多大な犠牲をはらうばかりで終わろうとしています。夏に小林多喜二の「蟹工船」が書店に平積みされているのを見てビックリするやら懐かしいやら、矛盾だけは生きながらえているようです。

　われわれ団塊の世代は麻雀をしていても、こども時代の貧乏を自慢しあうことがあり、高度経済成長前の時代を知っていることを若い人にも話しがちです。２０世紀という戦争の時代、その終了後に生まれ、世界史上稀有な長い平和のなかで、ひたすらに社会全体が底上げされるままに生きてきたにもかかわらず。われわれは恵まれていますよね。

　今アメリカの一国支配が終わろうとしているというアナリストが多くいます。中国、インドなどの新興国が台頭してくるのはまず確かという人も多いです。私はアメリカもまだまだ捨てたものではないと考えます。人口も増えていくでしょうし、資源もあります。アメリカがまだまだ強いゆえ影響力もあるゆえに、われわれが期待したでデカップリング論も露と消えたのでしょう。しかし、新興国が伸びてくるのもまちがいありません。マンションの窓から母校の校舎を見るにつけ、馬珍（H先生）が地理の時間に繰り返し言っていた「中国は将来大きく発展する」というのを懐かしく思い出すとともに、そのＧＮＰが日本、アメリカを凌ぐことが現実と思えるようになってきたことに驚きます。今日本に来ているアメリカ人の大学教授が、子供時代に日本製といえば安くて粗悪だったという思い出話を書いていたのを読んで、５，６０年前の日本が今の中国なんだと、これも感慨を深くしてしまいます。

　地球上に社会主義という実験が行われていた時代に、また、日本の歴史でいえば、南北朝の内乱を超える大きな社会変化をもたらした高度経済成長という時代に生きてきて、これから世の中がどうなって行くのかということに興味はつきることがありません。まだまだ見届けたいことはたくさんあります。まあ、不安というのもいっぱいですが、年齢的にはＩＮＴＥＲＥＳＴＩＮＧのほうが強いです。

　こうした時代に世界の国々をじかに見てきたまやさんならなおさらでしょう。ブログをよませてもらうにつけてもそう思います。たしかアラスカも取材で行ってましたね。長々と書いてスミマセン。』

■晴れて温暖。７時半起床。１０時過ぎに公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で。帰宅して昨日までのBLOGをUP。昼食後、例によってSIESTA。目覚めたらFIFAクラブ杯メキシコが同点、延長戦を観る。４：２で逆転。このあたりから休日ムード。CLUB WORLD CUPPachuca downs Al Ahly in thriller

１２月１２日（金）UBAさん独立？
●Nさん、M子さんから電話あり。
●UBAさんからメール。どうやら現プロダクションからそろそろ分家か、この情勢で独自路線は拍手！
　「今年も後２０日！ 年々の月日の加速を早く感じるのがいいのか、悪いのか、迷うとこです。お元気ですか？（中略）
　押し迫ってきました。最近、余命宣告された癌患者で、奇跡的に生還した人の取材をしました。その人（５１歳）が、普通に生活できることのありがたさをしみじみと語っていました。病院の順番待ちもせず、検査結果も気にすることなく、家族とごく普通に過ごせることがどんなに幸せなことか、と語っていました。実感できるといえばウソになりますが、そうなんだろうなぁと思います。
　来年、１月いっぱいで半歩独立します。抱えている仕事は継続しながら、自分の事務所を２月に開きます。そろそろ、自分の書きたいことを自分の言葉で書いてみたいなと。事務所は南森町駅に近いところです。名前は「ブンシツ」にしました。クライアントの分室であり、自分の室であり・・。それから、これが一番ですが、文の質を高めたいと思ってます。だから、「ブンシツ」にしました。仕事の流れ上、完全に身を引けないので、とりあえず午前中、現事務所でデレクションして、午後から「ブンシツ」に移動してと考えています。余計忙しくなるのに、極貧になりそうな、そんな予感です。でも、なんか、そろそろ（・・・・かなり遅いですが）動かなくては、きっと後悔するだろなという気もしています。そんな今日この頃です。冬将軍が行ったり来たりです。まやさん、風邪にくれぐれもご注意を。
●昨日のアデレード・ユナイテッドVSニュージーランド・ワイタケレの豪側の詳報をSCRAP
ADELAIDE United was made to work hard before overcoming lowly rated Waitakere to put itself within 90 minutes of a dream match against Manchester United in the tournament.
■何が不安要素か、車の運転を止めて４年経つが昨夜も車の所在が不明の夢。７時半起床。晴れて温暖。１０時半公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で、やや脚が重い。夜、K家夫妻来宅、ポトラッチ夕食会６時半～９時半。

１２月１１日（木）BOBも両親ケアが大変
●BOBからメール。「返信が遅れたのは、今度は父親の徘徊騒ぎ、近所の人の協力で見つかったが負ぶって連れ帰ったBOBは背中を痛めたらしい」ので、昨夜見たNHKの認知症に関する豪のレポートを紹介し、激励の返信。
　『ハッピーバースデー　ツウ　ユウ』って歌いながら君の誕生日のお祝いだ。返信が遅れたのは母の具合も悪いし、昨日は父が徘徊事件を起こした。３４℃の暑さの中、早朝から行方不明。午後２時になって見つかった。父は疲労困憊、歩けなかったんで５０㍍離れた隣家から負ぶって家まで運んだ。昨夜病院に連れて行ったが幸い骨折はしていなかったが混乱しているようだ。なんといっても高齢だからね。私はお陰で背中を痛めた。今日も病院とショッピングに行かなくては、そんなわけでちょっと疲れてしまって御免。また、メールするからね。BOB』
●昨夜NHKの福祉の時間に放映のDEMENNTIA（認知症）番組をチェック
　番組で紹介した著書（１）Who will I be when I die?Christine Boden著（旧姓）HarperCollins Australia日本語訳：『私は誰になっていくの?―アルツハイマー病者からみた世界』（クリエイツかもがわ　２００３年）クリスティーン ボーデン著（クリスティーンの旧姓）【オーストラリア　アルツハイマー病協会（Alzheimer's Australia）】
■晴れて温暖午後曇り。アメラグNYJのQBイーライ・マニングを見に行く夢・肉をたらふく食う夢、昨夜食べ過ぎか。７時半起床。１０時半公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で。
　終わってTAXI（区域外の阪神taxiだったが親切）で駅前へ。GIFTの送付状スクリプト、なかなか骨が折れる。帰途、駅前のTAXI乗り場で乗車したオリエンタルTAXI白髪の運転手が無機質な振る舞い。無言で車椅子リヤに乗せる。車椅子や近距離が嫌だったら乗車拒否をしてもらった方がすっきりする、知らないTAXIは問題あり。SIESTA後、BOBに返信書く、送信。

１２月１０日（水）富山の姉から加賀麩
●富山の姉から加賀麩到来。
■晴れて温暖。７時４５分起床。１０時過ぎ公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で。KOBさんあての手紙投函してもらう。帰宅してまずN君・M君にメールに返信。

１２月９日（火）若いN・M両君来宅
●３時半、雨中をN・M両君来宅。悲喜こもごも近況を聞く。悩み多い若い世代の顔を見ているだけで嬉しい！６時前、帰っていく。N君から女優・YTさんのカレンダー。
●OKさんインフルエンザにかからぬよう、ご丁寧なメール。
■予報は雨だったが晴れて温暖。午後、次第に雨に。紐育にいる夢を見た。METが近く毎日観覧に行けるので安心している。誰かとお茶を飲みパンケーキが運ばれるのを待っているシーンだった。７時４５分起床。１０時前に公園に。鉄棒縋り歩き５回、コース半周をスイマルク押し歩き１５分で。Uさんあての手紙投函してもらう。帰宅してまずH君の快活なメールに返信。

１２月８日（月）H君から愉快なメール
●BOBあてのメール未着の報。再送信。
●H君から愉快なメール！
　『お元気そうで何よりです。このあいだは「応接とトイレ」の解説、ありがとうございました。僕がそんな高尚な小咄、知っているわけないじゃあ～りませんか。。笑、でもおもしろいですよね。考えてみれば、そんな不潔なところをこすり合ったり、舐め合ったりしているわけですから。。笑笑それも神の計算なのだと僕は思いますよ。汚そうなところだからこそ、好きな人のものでないとできないですからね。逆に好きなひとのものなら、なんでもできますものね。すみません。お下劣なおはなしで……。
　仕事のご心配、ありがとうございます。休みも返上して、結構忙しくはしているんですけど、数字がついてきませんね。お客さん自身の経営がきびしいので、毎年せこくなってきます。笑でも、自分にはこの仕事が一番だと思っていますので頑張りますけどね。笑できるだけ楽しみながらできる内容の仕事に移行していこうと思っています。まぁ、宝塚歌劇関係は楽しんでいますし、最近はジュエリー関連や当ビルに入っているイベント会社からもプロモーションDVDやCDジャケットのデザインなどの仕事もくるようになりました。さっきも「ワッハ上方」にチェックバックに行ってきたところです。では、そろそろ仕事に戻りますが、先生もいつまでもお変わりなくお元気で過ごされますようお祈りいたします。最近はめっきり寒さも厳しくなってきましたので、どうぞお身体ご自愛くださいませ。』
●Sさんから東三国駅前のCLOUD NINEの開店一周年のお知らせ。あっという間の一年に驚愕。
■「大雪」の暦どおり冷たい。夢多く、書店へ行く・カラフルなモザイクがある孤島で色彩豊かな入れ墨をした男に出会う・海岸線を車で走る・公民館のような施設にクルマを駐車するなどなど。
　７時半起床。１０時前に公園に。鉄棒縋り歩き５回、脊椎損傷オジサンにやっと巡り遭えた。「風邪でもひいたかと心配だった」と。時間帯のずれで遭えなかったらしい。デジカメ写真を渡す。コース全周をスイマルク押し歩き３０分で。途中でいつもの犬連れの夫婦に「寒くなったから気をつけてね」と。若い母親と幼児には挨拶が交わせた。鶺鴒が林で木の実を啄ばむ。
　帰宅して日乗整理。Uさんに近況手紙書く。

１２月７日（日）鶺鴒の黒白が冬樹に映える
●BOBに返信。
■７時半起床。１０時前に冬ばれで空がクリアな公園に。鉄棒縋り歩き５回、いつものコースをスイマルク押し歩き１５分で事務所に。寒くて少し脚が硬い。鶺鴒の黒白が冬樹に映える。鉄棒近くで幼児に「おはよう」と声かけるが母親は無視。寒くて少し脚が硬い。
　SIESTA後、夕刻までBOBに返信草稿書く。夜、NHKドラマ『最後の戦犯裁判』

１２月６日（土）寒くなった
●KAI君続報。●彫刻家Sさんパソコン開通の報に返信。
■３～８℃の予報、明日は「大雪」の暦どおり全国的に寒波襲来。実際にはマイナス０．４℃～７℃。７時半起床。冬晴れ。１０時前に公園へ。鉄棒縋り歩き５回、いつものコースをスイマルク押し歩き１５分で事務所に。SIESTA後、夕刻までOさん、Nさん、M子さんに手紙書く。夜、BSでKUROSAWAの『デルス・ウザーラ』

１２月５日（金）HD往診「運動を」＆転倒！
●夜、BOBからメール。今朝、隣家の1・5歳になる孫の葬式があった。先だって倒れた高齢のお母さんが実は骨折していたと判明、ジェーミーが委託されている農場の買収を検討しているなど近況。写真を添えて。
　『皆元気でいると願っているよ。こちらは全員OKだよ。転倒事件以来、母はよくなったが、何と手の骨が折れていることが分かった。残念ながらこの夜は手を動かせないでいたが、次の日の夜にはもう手を動かせるようになった。医者も信じられないといっているよ。母は何が起こったのか理解できてない。母の顔は次第によくなっているし、レントゲンもスキャンの結果も手首の骨折だけで頭部に異常はないそうだ。父も母も老化が心配なので施設に移す決断をしないといけないが、以前に多少の問題があって躊躇している。
　ブロークンヒルは今日とても暑い。３６℃で蒸し暑い風があり曇っている。明日は多少ましな予報で２８℃といっているが。今朝はメリディスと葬儀に行った。隣家の孫の葬儀でわずか生後２カ月だったんだ。２６週間早産で生まれたとき４５０グラムしかなったそうだ。アデレードの病院でケアされていたが亡くなったんだ。若い両親には気の毒だが、１８カ月前にも最初の赤ちゃんを亡くしているんだ。２５歳のカップルでほんといい夫婦なんだけど、母親が血液の病気だそうで若い夫婦にとって不幸きわまりない。　
　メリディスは叔母さんのところへ出かけた。毎週金曜日午後に叔母さんをショッピングに連れて行っているんだ。今４時３５分なのであと１時間もすれば帰ってくる。
　アンドリューは今朝早くから仕事を始め、間もなく珈琲ブレークなのでハーレーダヴィドソンでやってくるよ。
　ジェーミーは刈入れを終えたそうだが、依頼されている農場の来春に向けてトラクターと種蒔き機の整備中だ。ジェーミーの依頼主は彼の増収を考えもっと広い土地と仕事を考えているらしい。前にも言ったが依頼主は会計士でリバートンで手広く事業をやっていてオルルーの農場は趣味程度なんだ。仕事がいそがしくなってジェーミーを大事にしている。というのもメカに強いジェーミーがディーゼル農機の補修をやって数千ドルも手間が省けているんだ。ジェーミーは隣接した６５０エーカーの土地をこの会計士から買い取ろうと思案中だ。水はけもよく、灌漑用の風車も完備。買収提示額が手ごろだそうだ。上手く買い取れるといいんだが。今日はこんなところだよ。
　我が家の裏庭ポットのペチュニアを撮ったので添えるよ。くれぐれもみんなご自愛を、全員何もかもOKであるようにね！！！愛を込めてBOBからXXXX』
●KAI君続報。痛みが続くとは大変だ、事後措置を慎重に検討しているとのこと。
●NさんからK帯電話あり。
■雷鳴を聞きながらうとうと８時起床、午後雨止む。１０時半、雨中M医師往診。血圧１２０、体内酸素９９％、聴診器異常なし。「肺炎の原因にならないようにくれぐれも風邪をひかないこと。寒くなるから運動を欠かさないように。誤嚥予防に吸引吸入器のお勧め、取り扱いはナースとコンタクトをとって」昼食後、SIESTAから目覚めれば元Y紙のKさんが西宮の妹さん宅で柿の実をみんな落としたので今から持参、来訪すると留守TEL。４時過ぎわざわざ寄り道をしてどっさり柿を「やあ元気そうで何より！」と玄関口で握手して「また！」と。あまり大量だったので近所におすそ分けを。夜、BEDメークしようと動いたら支点がずれ、転倒！どうも最近バランスが悪いぞ。BEDでBOB宛の草稿。

１２月４日（木）『インドで考えたこと』再々読
●昨夜読んだ堀田善衛『インドで考えたこと』に頷けること多し、整理を。
■７時起床、晴れ。昨日来宅希望を伝えてきたN君に予定を尋ねるメール。血圧計る、上１１７下７３、昨日と同じ。朝、身辺片付けをするが、あらためて動きが鈍く&しんどいと痛感する。
　昼食後、１時半、公園へ歩行訓練にもはや木々は葉を落とす真っ最中。鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩きは公園コース半周１５分で事務所まで。事後、BANK住所移動手続き→買い物→ドラッグでタバコ１カートン。３時帰宅SIESTA。起きて書評整理。
　ベニス洪水続報をチェック。市の公式ページには車椅子用地図が公開されている。
　夜、BSでActor’s Studioポール・ニューマンの粋な応答。ロバート・レッドフォード&ニューマンのドキュメント。『明日に向かって撃て』ブッチ&サンダンス役共演以来無二の親友。CATVサンダンスを立ち上げたのがレッドフォードだったとは。

１２月３日（水）見るべきほどのことは見つ
●KAI君続報。転院（Ronald McDonald House・Kai Hardesty・Room #10535 Alabama Avenue・Memphis）して順調だが、リハビリや回復状況など先行きの不安をDAVIDが漏らす。直通電話も開設したが如何せんこちらは喋れないよ！
●『見るべきほどのことは見つ』
「図書１２月号」木下順二の甥・不破敬一郎の「木下順二と山本安英」が身内ならではのエピソードで興味深い。大好きなフレーズ『見るべきほどのことは見つ』が子午線の祀りのモチーフだったとは！
昭和２３年１１月に安英に演じてもらおうと１週間で「夕鶴」を書き上げ２４年に『婦人公論』に発表。当時、順二は２４歳、安英の８歳下。同年１０月に丹波市（＊懐かしい地名！そういえば我が父は最期まで天理といわなかったぞ）・天理教館で初演とある。３５年には「オットーと呼ばれる日本人」で姿勢を世にアピール。５３年に「子午線の祀り」で平家物語の知盛をモチーフに。
「見るべき程のことは見つ、いまは自害せん」と残した一言が戯曲を形づくる一語であったとしている。しかも事前に、順二は物理専攻の甥・敬一郎に「子午線って何？詳しく教えてよ」とせがんでいる。
『地球の中心から延びる一本の直線が、地表の一点に立って空を見上げるあなたの足の裏から頭へ突き抜けてどこまでもどこまでも延びて行き、無限のかなたで天球を貫く一点、天の頂き、天頂。』
という奇抜な「群読」（日本演劇史上初のスタイル）で幕が開き、
フィナーレは『大空に跨って眼には見えぬその天の子午線が虚空に描く大円を三十八万四千四百キロのかなた、角速度毎時一四度三十分で月が今通過するとき月の引力は、あなたの足の裏がいま踏む地表に最も強く作用する。そのときその足の裏の踏む地表がもし海面であれば、そのあたりの水はその地点へ向かって引き寄せられやがて盛り上がり、やがてみなぎりわたって満々とひろがりひろがる満ち潮の海面に、あなたはすっくりと立っている。』
と源氏の潮の干満を利用した作戦に敗退するくだりを修辞する。戯曲の最後に知盛が「影身よ！」と絶叫し、満天の星の下に現れ引用の文言を言って幕が降りる。安英が演じる知盛の思い者「影身の内侍」は順二の創作。
■７時過ぎ起床、今日も快晴で温暖。９時半から公園へ歩行訓練に。鉄棒縋り歩き５回、いつも通りコ―ス半周して事務所で一服。労災で火傷のオジサンとしばし。傷口見せてもらう「継続は力なり。車椅子生活３カ月、歩けるようになっただけでも是とする」の言葉。室内移動も思うように行かない、と嘆息するよりパソコンに向かうことが出来るし、ゆっくりながらトイレへも自分で行けると、納得しよう！
　昼食後SIESTA、起きてサンファン着彩。夕刻書評閲覧。

▲ロイターが伝えるベニスの水浸し

１２月２日（火）KAI君退院・誤嚥発作

●KAI君退院。『KAIは今日手術を受けた病院から退院、GRIZZILESハウスから明日R・マクドナルド・ハウスに移る。機能や体力回復のための物理療法セラピーを受けながらどこまで回復できるかが問題だが、大病院のベッドから移れただけでも幸せだ。いよいよ次に段階に入る。衝撃的な病気を背負いながら優しく、丁寧で優雅に輝かしく生きて６年間を振り返ると、本当に祝福されているというほか無い。１２月１日中部標準時９時５４分。』

●紀ノ川・M子さんからキウイ＆柿どっさり届く。アア、有難いな！！

●ベニス水浸し！

Venice suffers worst flooding in decades　December 02, 2008 Article from: Agence France-Presse

VENICE suffered its worst flooding in 22 years on Monday as water in the Renaissance city stood more than 1.5 metres deep before beginning to recede.

「ベニスはこの２２年間で最悪のアクア・アルタに襲われ１・５㍍の水浸し。風向きによっては１・６㍍になる恐れも当局は過去３０年間で最も高い水位で住民にも観光客にも室内にとどまるよう警告。９３年から０２年まで５０回も被害に遭ったが最悪のケースは６６年１１月の１・９４㍍以来」とAFPとロイター報じ、１４枚の写真スライドショーを見せている。
ミレニアムの１１月にこの水浸しに遭遇、ホテルからサンタルチア駅への移動に早朝雇った水上タクシーに移る時難渋、たまたま近所の親切な住民に長靴を差し出され感激した。最近は市の公式ＨＰに潮位を毎日掲載しているが、水の都ベニスの１１、１２月はご用心。

■７時半起床、今日も快晴温暖。１０時前公園へ、今日は中学生の公園掃除。鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩き１５分で公園事務所へ。一言居士のオジサン今日も水路で棒を手に落ち葉掃除の弧絶な姿。

昼食前、テーブルで唾飲み込み損ね誤嚥発作！昼食後SIESTA。BOBに草稿書き始める。夜、娘たち来て新鮮なガザミとグレでキムチ鍋食事会やるが、こちらはキムチが不可能、ワインも不可。婿殿満悦、残ったガザミを持ち帰り明日もという入れ込みよう。遅ればせながら誕生祝いにキャップとミトンもらった。

BSで『タワーリングインフェルノ』を観て寝る。

１２月１日（月）初冬能勢路ドライブ

●オペラハウス設計のヨルン・ウツォン９０で死去の報、NYT、BBCほか豪紙も。

Jorn Utzon, 90, Dies; Created Sydney Opera House By FRED A. BERNSTEINPublished: November 29, 2008 Jorn Utzon, an architect who designed one of the world’s most recognizable buildings ? the Sydney Opera House ? but never saw it finished, died in Copenhagen on Saturday. He was 90.

▼中村草田男の句「冬の水一枝の影も欺かず」。ぬくもりもまっすぐ伸ばした背筋も、大事にしたいと、N紙春秋が引用。

■起床７時。快晴温かドライブ日和。AKIが１１時半迎えに来て『能勢路ドライブ』。日生中央経由紅葉が見事な一庫ダムを見て能勢町の観光物産センター。昼食を予定していた同所のレストランは臨時休業。北上して来栖から杉生に至る田舎道を辿る。来栖を左折するとすぐに『錦亭』去年末皆さんに連れてもらいシシ鍋で一泊した旅館だ。西へ杉生への道は茅葺も残り、柿がたわわに実る郷愁誘う風景が展開。初冬の日差しに気持ちが和む。猪名川町に入り『道の駅』隣接の「ぎんざん」で玉子丼とミニうどん。オカラ＆野菜を仕入れ帰宅３時。珈琲ブレーク＆SIESTA。

　１２月が始まったのに休日ムードがいかん。夜、BSでポール・ニューマン５６年の『傷だらけの栄光』就寝前、堀田善衛の「インドで考える」再読。

１１月３０日（日）拝金風潮に怒り

●少年ゴルファーの賞金獲得１億円突破がNHKニュースのヘッドラインに。拝金主義を煽る風潮ここに極まれり。３千本安打の張本オジサンがいつも苦言を呈していたが、脚光浴びる少年ばかり追いかけずにスポーツニュースならせめて上位３人ぐらいの成績は報道しないとだめだ。「おしまいは金持ちになってメデタシメデタシ」の童話ならいいが、「憐レム可シ光彩ノ門戸ニ出ヅルヲ、遂ニ天下ノ父母ヲシテ、云々」と白居易の長恨歌がつい喉元から出そうになるぞ！

●KAI君順調な術後の朗報続く。

■７時前起床、冬晴れやや冷たい。豪・ブロークンヒルの多彩な夢を見た。昨夜BOBからメールが来たからか、詳細忘失。手紙葉書４通投函してもらい、１０時半過ぎ公園へ歩行訓練に、鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩きは公園事務所へ約１５分。途中、火傷の後遺症でリハビリのいつものオジサン「あまりよくなっていない、足の皮膚が盛り上がらず寒くなると辛い。労災で市民病院にかかっているがこの間、担当の女医がこれ以上は変化が無い。これ以上通っても税金の無駄使い」と断定され、以来通院は止めた。ひどい言い方だが今日は愚痴を聞いてもらえただけよかった、と。

昼食後、SIESTA。３時過ぎ、娘がティーブレークに来る。

１１月２９日（土）KAI君腫瘍除去！

●KAI君続報。DAVID夫妻は脳外科手術主治医Dr Sanfordから「腫瘍は完全に除去された」と結果報告、KAI君は３時間の眠りから覚め初めて笑った。PTセラピストの診断で歩行訓練も開始するという。また続報あり。KAI君、ベッドから起き上がりバスルームまでためらいながら伝い歩気ができた。PTが見守る中、ベッドを離れ歩き始め「歩ける！」と自分でいい、予期せぬ回復ぶりに皆胸をなでおろす。林檎ジュースとゼリーを食べ、また一眠りに入った。メデタシ！

●ついでに米国は感謝祭の大売出し、Xマスセールの見通しを覗う好機。ニューヨーク近郊ウォルマートで殺到した客に踏まれて店員が圧死、客３人が負傷とBBCが。

●夜、BOBからメールあり、異常気象で嵐、老母が徘徊で怪我と心配なメール。

　『このメール受信時にはお互いに天気がよくて、日本は寒気が強くないと願ってるよ。メリディスは水曜日にボブ・スネル、ヴィッキー夫妻とアデレード旅行に行き、姉妹夫婦や甥や姪に会って来た。私は家だが、昨日は異常な嵐が３時ごろ襲ってきて雲が起こりにわかに真っ黒、急に霰や小石が降り出した。雨風強く１５分近く降り続き１４ミリの雨量。どうも最近異常な天候が続き、水曜は３４℃で木曜は３８℃、昨日下がって２４℃、今日は２３℃で風が強い。

　アンドリューとベリンダは昨日仕事を終えてジェーミーの農場へ向かった。金・土と滞在、日曜に帰ってくるようだ。皆で一緒に過ごしている様だが、農場は２５㍉の強い雨、小麦の刈入れには湿気が多すぎる。雨が上がってすっかり湿気が去ってからでないと小麦の茎が乾燥しないんだ。一晩、置いて土曜の１０時ごろになれば乾いて刈入れを開始するだろう。ジェーミーは今日明日アンドリュー、ベリンダ、アリソンともう一カップル若い友人のダニー・ターナーとスーが滞在賑やかに過ごすだろう。

　ダニーらはずっと何年来の友だちでホワイトクリフ近くのシープステーションを経営していたが、最近、牧場を売ってジェーミー・アリソン農場から１０㌔のところに引っ越してきたんだ。二人はダンの父親の牧場を引き継いだが、私の叔父の大きな牧場の隣の牧場で、メリディスと私は子供たちの学校休みに連れて行きよくアウトバックの生活を体験させたもんだ。もっとも、ダンの親父はもっと若かったけれど。

　今日は嵐の後の庭掃除と芝生刈りに追われたよ。終って両親の見舞いだ。見舞いに行ってちょっとショックだったのは母が顔全体に切り傷と痣をつくっていて「どうしたんだい」と訊いても、何が起きたのか理解できていない。しばらく後に弟が来て言うには、昨夜遅く徘徊して倒れ顔を打ったのを近所の人が見つけ弟に９時ごろ電話で知らせたそうだ。すぐに弟が駆けつけ傷の手当てと身づくろいをしたそうだ。少し気落ちしているようだが傷も痣も今はOKのようだ。記憶が無くなる認知症は本当に心配だ。ここ２,３年はずっとこの状態で家のそばの公園を意味無く歩くのを妹も何度も目撃している。父親が無くなって２０年も経つのに、彼女は２㌔離れた実家の方向へ向かいたがるそうだ。ほんとにたまらないよ。

　おまけにまだ父はまだ達者、頑固でいつも「老人ケアホームに行きたくない、家で死にたい」と言い続け、私や兄弟たちが毎日のように見に行って、雑用などを済ませている。ケアホームも収容したいと言っているんだが。

　今５時半、私はTVニュースを見ながらビールを飲み、メリディスは赤ワインを飲んでいる。こうしてのんびり暮らしているラッキーな間にも、ムンバイのテロ事件があるし、世界には何が起こっても不思議でない狂気の人々が存在する。まったくねえ、狂気の世界に生きているんだよ、お互い。じゃあ、次のメール交換まで気をつけてね。この間の嵐の写真添えるからね、またね。愛とご健勝の願いを込めて。BOBから』

■８時前起床、晴れ温暖。９時半公園へ歩行訓練に、鉄棒縋り歩き５回、スイマルク押し歩きは公園事務所へ約１５分。昼食前、テーブルに手をかけ損ね転倒！午後、メモなど整理。昼食後、サッカー磐田VS鹿島見ながらSIESTA。